エクイニクス、データセンター外壁をLEDライトアップし美観を向上へ

監督当局は、データセンター銀座がラスベガスのようになることを懸念

エクイニクスは、地域住民に向けて美観を向上させる試みとして、バージニア州アッシュバーンのデータセンター1棟の外壁をフルカラーLEDでライトアップしようとしています。

Data Center Frontierの報道によると、エクイニクスは先週、「DC21」施設に装飾用LED照明を追加することについて郡の承認を得たとのことです。

同社は、120Wから235Wまでのワット数の地上設置型LED照明器具60台を内向きに設置し、施設外壁のライトアップを予定しています。

同社は、この上向きLED照明を使って「祝日や季節のテーマをイメージした色で外壁を彩ろうと考えています。例えば、7月4日は赤、白、青、セント・パトリックス・デーは緑、バレンタインデーや乳がん啓発月間はピンクを基調とする予定のようです。

申請書の中でエクイニクスは、このディスプレイが 「地域社会におけるデータセンターの多様な認知と積極的な露出をもたらし、データセンター銀座の入り口におけるランドマークを形成する 」と述べています。

ラウドン郡の監督委員会は、火曜日に5対3の投票でこの新たなライトアップ案を承認しました。しかし、エクイニクスの提案は、夜空を保護するという郡の方針と矛盾しているとして、郡の計画担当者はこの要求を拒否するよう勧告していました。

「データセンターは見た目が悪く、大きな灰色のブロックのように見えると有権者から言われていた」と、Sylvia Glass監督官は述べ、次のように説明しています。「これは、何か違うことをする機会を提供し、ドレスアップするようなものです。何か楽しいことをやろうとしているように見えます。このようなアプリケーションは初めてなので、どのような効果があるか見てみましょう」

監督官の中には、光害や、他のデータセンターが追随してくることを懸念する声もありました。

「ラウドン郡のこの地域がラスベガスのようになるのは嫌だ」と、監督官のCaleb Kershner氏は述べています。「一か所のデータセンターだけであればおそらく大丈夫だが、さらに多くのデータセンターになるとそうなってしまうかもしれない」

バージニア州アッシュバーン22175 Beaumeade Circleに位置するエクイニクスDC21は、Loudoun County ParkwayとWaxpool Roadの交差点に位置する新キャンパスの1棟目の施設です。2階建てのこの施設には、41,650平方フィート(3,870平方メートル)のコロケーションスペースが設けられています。

ラウドン郡のデータセンター銀座には何十もの灰色のコンクリートの箱物が並んでいることから、郡は新たにゾーニング規則を導入し、郡内のデータセンターにはこれまで以上に美観を考慮することを求めています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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