DRTのLamda Hellixがアテネに 第四のデータセンター

3棟目の建設が4分の1遅れ、同社はDigital Realtyに社名変更へブランド名変更

Digital Realty のギリシャ法人である Lamda Hellix は、アテネに 4 つ目のデータセンターを建設する計画を発表しました。

ギリシャの首都にある同社のキャンパスには現在、合計 22 MWの容量を持つ 2 つのキャリアニュートラルなデータセンターがあります。さらに2つが開発中です。

同社によると、3つ目の施設であるATH3は現在建設中で、2023年3月の稼働を目指しているといいます。同社は2021年10月にATH3を着工し、当時は2022年12月までに稼働させるとしていました。

完成すれば、8,600平方メートル(92,500平方フィート)の施設内で最大6.8MWの容量をサポートできる国内最大のデータセンターとなる見込みだといいます。

新たに発表された4棟目のATH4は、運用開始時にさらに6.8MWの容量を提供する予定で、現時点では「2024年のいつか」になると予想されています。ATH3とATH4の両方は、Lamda Hellixの既存のATH1とATH2施設に接続される予定です。

「これらの新しい施設は、必要な容量を追加し、当社のデータセンターで発展してきた接続されたデータコミュニティをさらに強化することになります。当社のギリシャへの継続的な投資は、クラウドやコンテンツプロバイダーの市場参入を加速させ、デジタルトランスフォーメーションと経済成長にさらに貢献するために必要な、ギリシャの重要なインフラを提供します」と、Lamda Hellix の会長兼 CEO、Apostolos Kakkos は語っています。

「ATH3 と ATH4 は、この市場におけるキャリアニュートラルなデータセンターの容量に対する需要増に対応する上で重要な役割を担っています。これは、 Digital Realty の統合地中海戦略の重要な一部であり、顧客は東欧や北アフリカに低遅延で新しいネットワークルートを構築できるようになります」と、 Digital Realty の CEO である Bill Stein は付け加えました。

Lamda Hellix は 2002 年に設立されました。もともとはケーブル陸揚げ局として建設され、最初の施設であるAthens-1は2003年にオープンし、LEED v4ゴールドバッジを獲得した最初のデータセンターとなりました。ギリシャの債務危機を乗り越え、2016年にAthens-2をオープンしました。

2020年11月にDigital Realtyに買収されました。今年初めには、ギリシャのクレタ島で6.5MWのデータセンター計画を発表しています。

Digital RealtyによるInterXionブランド引退の一環として、Lamda HellixもDigital Realtyにリブランディングされる予定です。

「Digital Realty による Lamda Hellix の買収以来、当社はシステム、プロセス、手順の統合に向け て多大なリソースを投入してきました。今、Digital Realty にブランドを変更し、Digital Realty の世界的な存在感を確固たるものにした共通の目的、すなわち、企業やデータを大胆かつ新しい方法で結びつけ、当社の未来を決定付けるイノベーションを後押しすることを使命とする統合グローバル企業の育成に注力できることは、大変喜ばしく思います」と Kakkos は語っています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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