Appleのデータセンターが2023年に使用した電力は、23億kWh以上
Appleが2023年、世界中のデータセンターならびにコロケーション施設の運営にあたって消費した総電力は、約23億4,400万kWhでした。
同社は、自社で運営する7つのデータセンターに加え、いくつかのコロケーション施設を保有しています。
これら施設の電力は、いずれも100%再生可能エネルギー由来の電力購入契約 (PPA) で賄われています。
Appleの環境進捗報告によると、2022年までの5年間、Appleのコロケーション施設の電力消費量は平均で14.49%増加し、2022年は過去最高の487.9kWhでした。2023年は、僅かですが初めての減少を達成し、483kWhとなりました。
施設ごとの消費電力の内訳と、再生可能エネルギーの内訳は以下となります。
自社運営データセンター: 18.41億kWh (78.5%)
- アリゾナ州 メサ: 4億8800万kWh (太陽光82%、風力18%)
- ノースカロライナ州 メイデン: 4億5300万kWh (太陽光82%、風力12%)
- ネバダ州 リノ: 4億4000万kWh (太陽光100%)
- オレゴン州 プライビル: 2億6900万kWh (風力60%、太陽光38%、マイクロ水力2%)
- 中国 (2施設): 1億7100万kWh (合計) (太陽光50%、風力50%)
- デンマーク ヴィボー: 4000万kWh (詳細不明)
コロケーション施設: 4億8300万kWh (20.6%)
- 米国: 3億8700万kWh
- 国際: 9600万kWh
ただし、この報告書には、Appleのクラウド利用は含まれていません。AppleはGoogle Cloudで最大のストレージ利用者と考えられています。昨年は、Googleと共に基盤となるAIモデルの開発を開始しました。また、2019年にAppleはAWSに月額3,000万ドル以上を支払っていることが報じられました。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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