Bloemfontein

Africa DC、南アフリカで12MWの太陽光発電PPAを締結

ブルームフォンテーンに建設予定の太陽光発電所からのオフテイクを実施

Africa Data Centres (ADC) は、Distributed Power Africa (DPA) と太陽光発電の電力購入契約 (PPA) を締結しました。

Cassava Technologiesの傘下にある汎アフリカの事業者は今週、DPAと20年間のPPAを締結し、12MWの再生可能エネルギーを供給し、ホイーリング(再生可能エネルギーサイトから既存の配電または送電ネットワークを通じて顧客にエネルギーを供給すること)により南アフリカの事業に電力を供給すると発表しました。

「この契約を通じて、当社のお客様は持続可能なデータセンターの恩恵を受けることができます。」と、Africa Data CentresのCEO、Tesh Durvasulaは述べています。「データセンターはアフリカにおけるデジタルトランスフォーメーションプロセスの基盤ですが、その運用には信頼性が高く、費用対効果が高く、できればグリーンな電力が必要です。DPAとのパートナーシップは、緊張状態にある南アフリカの国営電力網への依存度を下げることにもつながり、同国が現在直面しているエネルギー問題の緩和に向けた役割を果たすことができます。」

DPA(旧称:Distributed Power Technologies)は、南アフリカ、ケニア、ジンバブエで事業を展開する汎アフリカの再生可能エネルギー企業です。ADCやCassavaの親会社であるEconet Groupに属しています。

Africa Data Centresの施設には、DPAがブルームフォンテーン近郊で開発中の太陽光発電所から一部エネルギーを供給する予定です。

ADCは現在、ヨハネスブルグのサムランドとミッドランドに2つ、ケープタウンのディープリバーに1つ、拡張中のデータセンターを運営しています。今回の買収により、同社の同国におけるデータセンター事業の約30%がカバーされると言われています

DPAのCEOであるNorman Moyoは、次のように述べています。「当社のお客様は、電力不足が深刻化する中、グリーンターゲットを達成し、ビジネスのエネルギーコストを削減するためのコスト効率の良い効率的な方法を求めています。再生可能エネルギーソリューションの導入における当社の革新性を実証するものであり、アフリカデータセンターズとこの画期的なプロジェクトに着手できることを嬉しく思います。」

この契約は、Distributed Power Africaとフランスの電力会社EDFの合弁会社であるDPA Southern Africa Pty Ltd (DPA SA)と締結されました。

EDFのアフリカ・中東担当SVPであるValérie Levkovは、次のように付け加えています。「Africa Data Centresとのこの契約は、アフリカの商業および産業界の顧客に低炭素ソリューションを提供するというEDFの取り組みを再確認するものであり、我々はこの取り組みの一部になれたことを非常に嬉しく思っています。」

DPAはこれまでにも、姉妹会社のCassava Technologiesとその子会社と何度も協業しています。同社は2021年にケニアのナイロビにあるADCのEast Africa Data Centerの屋根に1MW以上のソーラーを配備し、2019年には南アフリカのミッドランドにあるADCのデータセンターに1.2MWの屋上配備、DRCのLiquid Telecomサイトでの4kW屋上配備、ブルンジのブジュンブラにおけるCassava親会社EconetのLeoデータセンターに104kWを配備することも主導しました。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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