Google、オーステッド社と50MWの風力発電PPA締結

洋上風力発電でドイツの事業を支える

Googleは、デンマークのエネルギー会社であるオーステッド(Ørsted社)と電力購入契約(PPA)を締結しました。

両社は12年間の契約を結び、ドイツの北海に計画されている900MWのBorkum Riffgrund 3 オフショア洋上風力発電のうち50MWをGoogleが利用することになります。

この洋上風力発電所は2025年の商業運転開始を予定しており、Googleのドイツでの事業にも貢献します。同社は最近、フランクフルトの既存データセンターを拡張し、ベルリンに新たなGCPクラウドリージョンを開設する計画を発表しました。

オーステッドのヨーロッパ大陸地域責任者ラスムス・エルボーは、「Googleが再生可能エネルギーへの追加投資により、気候変動対策において主導的な役割を果たしていることを称賛するとともに、同社の野心的な気候目標に貢献できることを誇りに思います。今回のCPPAは、欧州における24時間365日のカーボンフリーのエネルギーソリューションを実現する上で、洋上風力発電が重要な役割を果たしていることを示しています」と述べています。

Googleは現在エネルギーの100%を再生可能な契約やオフセットによって購入していますが、2030年までにすべてのデータセンターに24時間365日カーボンフリーのエネルギーを供給することを計画しています。9月、グーグルはEngie Deutschland社と140MWの再生可能エネルギー供給契約を締結し、ドイツの複数の州にまたがる風力・太陽光発電所から再生可能エネルギーを調達しています。

データセンター・エネルギー開発部門の責任者アマンダ・ピーターソン・コリオは、「Googleがドイツで24時間365日カーボンフリーの目標を達成するために、このプロジェクトでオーステッドと提携できたことを嬉しく思います。」と述べています。「また他の企業が24時間365日のカーボンフリー活動に参加するために、洋上風力発電が果たす重要な役割についても前向きに考えています。」

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。