マイクロソフト、バージニア州データセンターに電力を供給するため、AESと再生可能エネルギー契約を締結

他にも再生可能エネルギー契約締結

マイクロソフトは、バージニア州にある同社データセンターを再生可能エネルギーで動かすために、エネルギー会社AESと新たな契約を結びました。

この契約によって提供される「24時間体制」の再生可能エネルギーを、マイクロソフトはバージニア州にある同社のデータセンターの電力供給に使用することになります。

今回の契約では、マイクロソフトと長期契約を結んでいる既存の再生可能エネルギープロジェクトを活用すると同時に、地域の再生可能エネルギー資源を追加します。

AESは、米国PJM相互接続(PJM Interconnection: 米国中部大西洋岸の複数の州にまたがる送電システム)で契約している576MWの風力、太陽光、蓄電池などの再生可能エネルギー資産からエネルギーを調達します。

マイクロソフトのエネルギー&再生可能担当ジェネラルマネージャー、ブライアン・ジェイノスは「PJM市場におけるAESの能力と存在感を活用することで、2025年までに再生可能エネルギーを100%使用するという当社のコミットメントを達成するための追加の再生可能エネルギー供給を確保することができ、また当社の電力の100%を常にゼロカーボン資源で賄うことに向けた重要な一歩を踏み出すことができました。AESとの革新的なビジネスストラクチャと新技術の統合は、100/100/0のコミットメントに向けて前進し続けるための鍵となると信じています」と述べています。

この100/100/0コミットメントとは、2030年までにエネルギー使用量の100%を、100%再生可能エネルギーで賄い、それに合わせてゼロカーボンエネルギーを購入するというものです。

AESの社長兼CEOであるアンドレス・グルスキーは、「マイクロソフト社は、2030年までにゼロカーボン電力を100%使用するというコミットメントを掲げ、エネルギー転換のリーダー的存在です。このリーディングカンパニーとの協力により、企業の業務と送電網の脱炭素化に向けた新たな基準を設定できます」と述べています。

またマイクロソフト社は、 過去12ヶ月間 10カ国で35件以上の個別案件で、約5.8GWの再生可能エネルギーの新規購入契約を締結したと発表しました。同社は、全世界で合計7.8GWの契約を締結しています。

同社は7月にはVolt Energy社と250MWの太陽光発電のPPAを締結したことを発表しました。また Ørsted社 との間で、テキサス州にある430MWの太陽光発電所からの太陽光発電電力を購入するPPAを締結しました。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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