Intelが2040年カーボンニュートラル目標を設定

Intelは2040年までに全世界の事業活動において温室効果ガス排出量ネットゼロを達成することを義務付けています。

同社は今週、2040年までにScope 1および2の温室効果ガス排出量をネットゼロにするコミットをしました。

「Intelは数十年にわたり、サステナビリティの分野で結果を出してきたリーダーです。リーダーシップには責任が伴います。2040年までに事業所全体の温室効果ガス排出量をネットゼロにするために、私たちは今、ハードルを上げ、エキサイティングな時代を迎えようとしています」と、同社の執行副社長兼最高グローバル事業責任者のキーバン・エスファルジャニ氏は述べました。「これには多大なイノベーションと投資が必要ですが、私たちは必要なことを行い、この重要な使命を達成するために業界と協力していくことを約束します。」

同社はこれまで2030年までに水の使用量純増、グリーン電力を100%、廃棄物の埋め立てをゼロにすることを公約してきました。

今週、同社は2030年の目標を更新し、施設の省エネに約3億ドルを投資する計画であること、新しい工場や施設は米国グリーンビルディング協会のLEED基準を満たすように建設することを追加しました。

また地球温暖化係数の低いより環境に優しい化学物質を特定し、新しい除害装置を開発するための新しい「業界横断的研究開発イニシアチブ」を開始し、Scope 3排出量の削減と「温室効果ガス純ゼロの半導体製造バリューチェーン」の構築に向けて取り組む予定であるとしています。

データセンター側では、Submerなどの企業と提携し、クラウドや通信サービスプロバイダーのデータセンター向けに液浸冷却の試験導入を開始すると述べました。

Submer社の共同設立者兼CEOであるDaniel Pope氏は、「Intelとの提携により、Submer社は、エネルギーを節約しながら、その後の熱を回収して再利用できる検証済みの液浸冷却ソリューションを拡張することができます」と述べています。「これは、データセンターの構築と運用の方法を根本的に変えるでしょう。」



この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。



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