Metaがアーカンソー州で200MWの太陽光発電PPAに調印

MetaとDESRI社との間で3件目のPPA

Meta社は、アーカンソー州に建設予定の太陽光発電所からエネルギーを調達するため、200MWの電力購入契約(PPA)に調印しました。

D. E. Shaw Renewable Investments (DESRI)は今週、米国の再生可能エネルギー生産者としてMetaと再生可能エネルギーの長期オフテイク契約を締結したと発表しました。

Facebookを運営するMetaは、アーカンソー州フィリップス郡にある200MWacの太陽光発電施設「Long Lake Project(Long Lake)」からエネルギーを調達する予定です。

「DESRIは、国内の企業や電力会社の顧客向けに、安価でオンピークな再生可能エネルギープロジェクトのポートフォリオを構築し続けています」DESRIの最高開発責任者であるHy Martinは、「Long Lake Project でMeta社と提携し、同社の事業を支援するために全国で850MWac以上のクリーンエネルギーを数えることができることを嬉しく思います」と述べています。「フィリップス郡の継続的な地域支援に感謝し、経済機会を提供しながらMeta社の再生可能エネルギー需要を満たすために、この太陽光発電施設を開発できることを嬉しく思います。」

Metaの再生可能エネルギー責任者であるUrvi Parekh氏は「私たちの事業を支援するために、新しい再生可能エネルギーをグリッドに導入するためのDESRIのパートナーシップに感謝しています。このプロジェクトは、当社の成長とともに100%再生可能エネルギーという目標を達成し続けるために重要な役割を果たします。」

Long Lake はDESRIにとってアーカンソー州での最初のプロジェクトです。DESRIのMetaとの太陽光発電ポートフォリオは、ユタ州とバージニア州でもプロジェクトを展開しています。DESRIは投資会社D. E. Shawグループの一員であり、稼働後はこのサイトを所有・運営することになります。

Long Lake の最初の開発は、SunChase PowerとEolian, L.P.のジョイントベンチャーであるAcadian Renewable Energy(Acadian)が主導して行いました。

「EolianとSunChaseは、アーカンソー州やより大きなMISO電力市場で、従来の火力発電機からの通過燃料費を直接削減すると同時に、最も需要の高い暑い夏の午後に価値あるエネルギーを生産する低コストの太陽光エネルギーに対するニーズの高まりを見越して、2015年にAcadianを設立しました」とEolianのCEO、Aaron Zubatyは述べています。

また、SunChase Power社の代表であるHeather Otten氏は、「DESRIと再び協力し、もともと化石燃料発電用に建設された送電設備を再利用してアーカンソー州の電力網の近代化と脱炭素化に貢献できることを嬉しく思っています」と述べています。

Meta社はアーカンソー州ではデータセンターを運営していませんが、近隣のテキサス州、テネシー州、ミズーリ州で施設を運営しています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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