AIラボ「Ineffable Intelligence」が、コンピューティングにGoogle Cloudを選定

A5Xインスタンスの大規模クラスターを使用

AIラボIneffable Intelligenceは、優先的なクラウドパートナーとしてGoogle Cloudを選定しました。

本契約のもと、IneffableはGoogle Cloudのコンピューティング能力を活用し、「superlearner」と呼ばれるAIシステムを訓練します。このシステムは理論上、自身の経験から継続的に学習できるとされています。

同社は、Nvidia Vera Rubin NVL72 GPUを搭載したA5Xベアメタルインスタンスの「最大規模」のクラスターの1つを展開する予定です。

NvidiaのVera Rubinは、同社における最新世代のAIコンピューティングシステムであり、現在導入が始まっています。MicrosoftとCoreWeaveはいずれも、このシステムを最初に導入した企業だと主張しています。

Ineffableによると、自社のsuperlearnerの要件は、静的なデータセットを使用する従来のAIモデルとは大きく異なります。このシステムはリアルタイムでデータを生成・評価し、その経験から学習する必要があるため、大規模なコンピューティング能力と高性能なネットワークが求められます。

同社がGoogle Cloud上に導入する予定のGPUの具体的な数は、公表されていません。

Ineffable IntelligenceのCEO兼創業者であるDavid Silverは、次のように述べています。「最先端のモデルの訓練には単なるコンピューティング能力だけでなく、ハードウェアとソフトウェアを高度に連携させる仕組みが不可欠です。私たちはこの環境を評価し、強化学習のインフラとして最適なプラットフォームとしてGoogle Cloudを選びました。私たちは単にプロセッサを求めているのではなく、科学、数学、テクノロジーの分野において人間の限界を超えるAI、すなわちスーパーインテリジェンスとの『ファーストコンタクト』を実現するために、耐障害性と拡張性の高い環境を構築しています。」

また、Google CloudのCEOであるThomas Kurianは、次のように述べています。「Ineffable Intelligenceのチームがそのミッションの基盤としてGoogle Cloudを選んでくれたことを光栄に思います。Ineffableは、Jupiterネットワークから最適化されたストレージに至るまで、当社のフルスタックAIハイパーコンピュータを活用することで、研究者がボトルネックではなく革新的な成果に集中できる環境を実現しています。このパートナーシップは、最先端のAIイノベーターがより迅速に革新的な研究と現実社会への貢献に注力するために、Google Cloudを選択していることを示しています。」

Ineffable Intelligenceは、英国に拠点を置くAI企業です。2026年4月には、英国政府のソブリンAIファンドから支援を受けました。また同社は、シード資金調達ラウンドで11億ドルを調達しています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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