
STCとHuawei、省エネと設備削減を実現するグリーン・テレコ・クラウドプラットフォームを立ち上げ
The Green Telco Cloudが正式に稼働開始
サウジアラビアの通信事業者stc groupは、中国の通信大手Huaweiと提携し、物理的なリソースやエネルギーの使用を削減しながら通信サービスを提供することを目的とした、新しいクラウドベースのシステムを発表しました。
両社によると、この「The Green Telco Cloud」はHuaweiのクラウドネイティブアーキテクチャ上に構築されており、エネルギー効率の高いサーバー、動的な電力管理、そして適応型CPU周波数スケーリングを統合し、統一された自動化インフラとして提供されます。
このシステムはフルスタックのテレメトリ、炭素排出量分析、さらにアイドル状態のリソースの自動シャットダウン機能を提供する集中管理型ダッシュボードによって管理されます。
両社によると、ネットワーク機能を単一のインテリジェントプラットフォームに統合することで、stcはより高速で持続可能かつ効率的なサービス提供が可能となり、同時にエネルギー消費量を削減し、排出量を低減、さらに5G-Aなどの次世代技術の実現にもつながるとしています。
stc InfrastructureのVPであるBader A. Allhiebは、次のように述べています。「サステナビリティとイノベーションは、当社の変革の歩みにおける重要な柱です。Huaweiとの協業による今回の導入は、長期的な影響を見据えたネットワーク設計のあり方を変えるものです。私たちは持続可能性を事業の中核に組み込み、将来の成長を支え、顧客への提供価値を高め、そしてサウジアラビアのデジタルおよび環境に関する優先事項と整合するシステムを構築しています。」
このシステムは3つのレイヤーで動作します。ハードウェア層では、通信トラフィックの需要に応じて電力使用を調整する省エネルギー型サーバーを利用します。ソフトウェア層では、従来のシステムとコンテナベース環境の両方にわたってサービスの柔軟性を提供します。そして集中運用層では、パフォーマンスの監視、環境データの追跡、さらに未使用のアイドル状態の機器の電源オフなどを行います。
このプラットフォームは、Huaweiの最新のグリーン技術(高効率チップセットやインテリジェント制御など)を用いた共同ラボ試験によって検証されました。両社によると、このシステムはエネルギー消費量を最大20%削減し、物理インフラを40%縮小するとともに、運用の簡素化にも大きな改善が見られたとのことです。
HuaweiのIntelligent Telco Cloud部門長であるLinweiは、「本取り組みは、低炭素ICT変革に向けた当社の共通のコミットメントを示すものです。クラウドネイティブのパラダイムと高度なエネルギー効率技術を組み合わせることで、stc groupがこの地域における次世代の持続可能な通信インフラをリードできるよう支援していきます」と述べています。
stc(旧 Saudi Telecom Company)は、中東および北アフリカで最大の通信およびデジタルサービスプロバイダーです。同社は近年、複数の大型案件を受注しており、直近ではシリアの「Silklink」プロジェクトの運営を担う契約を獲得しています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
















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