アリババ、クラウド部門で初の収益性の高い四半期を発表

アリババは、12年前の運用開始後、同社のクラウド事業として初の収益性の高い四半期決算を発表しました。

Aliyunとして知られる同社のクラウド部門は、2020年第4四半期に161億人民元(24億ドル)の収益を達成しました。四半期の調整後EBITAは2400万人民元(300万ドル)、一方営業損失は20億人民元(3億900万ドル)と報告されています

同社によりますと、クラウド部門の収益は、主にインターネットや小売業界、および公共セクターの顧客の成長に伴い、前年比で50%増加しました。また同社は、Alibaba Cloudが「規模の経済の実現により」、四半期で初めてプラス調整後EBITAを達成したと述べています。2019年第4四半期の収益は107億人民元(16.5億ドル)で、営業損失は18億人民元(2億7800万ドル)、調整後EBITA損失は3億5600万人民元(56.5百万ドル)でした。

アリババグループの会長兼最高経営責任者であるダニエル・チャン氏は、次のように述べています。「当社のクラウドコンピューティング事業は、中国で芽生えつつあるクラウドコンピューティング市場の大きな可能性と我が社の長年にわたるテクノロジーへの投資を反映し、引き続き市場のリーダーシップを拡大し、そして力強い成長を示した。これからも、お客様のために価値を創造し、革新をリードし、社会に貢献していけると確信している」

成長するAlibaba Cloud、しかしAzureとAWSの後塵を拝する

同社は、中国市場のリーダーとしての地位を維持するだけでなく、将来的には東南アジア市場に付け入るのに適した立ち位置にいると述べています。Alibabaは2009年に設立され、中国最大のクラウド事業者であり、現在世界市場シェアで4番目に大きい事業者です。

Synergyの最新の数字によると、Alibaba Cloudは世界のクラウドサービス市場の6%シェアとなり、Google(5%)を抜きました

アリババ全体では、139億ドルの売上高と119.5億ドルの純利益を発表しました。同社のクラウド部門は収益の約7%を占めています。

「昨年、GDPのプラス成長を達成した唯一の主要経済国は中国であった。中国経済の急速な回復のおかげで、アリババにとっても非常に健全な四半期であった」とチャン氏は述べています。

収益は大規模なクラウドプレーヤーよりも小さかったものの、すべての企業が利益の面でアリババを上回っているわけではありません。AWSは、四半期の収益が127.4億ドル、35億6000万ドルの利益を発表しましたが、Google Cloudは38億ドルの収益に対して12億4000万ドルの損失を計上しました。Azureを含むMicrosoft Intelligent Cloud部門は、2020年第4四半期の収益は134億ドル、Azureの収益は47%増加しましたが、部門としての利益を上げることはできませんでした。

Data Center Dynamics

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