Phaeton、太陽光発電所や地域開発でコンテナデータセンターを計画

ブロックチェーン企業が太陽光発電所、データセンター、不動産の開発を計画

新興ブロックチェーン企業Phaetonは、オーストラリア全土の多くの太陽光発電所と、障害者コミュニティ開発計画に、コンテナ型データセンターの配備を目指しています。

Phaeton Technologyは今週、姉妹会社Phaeton Energyのオーストラリア各地のマイクログリッド太陽光発電所に、8つのモジュールデータセンターを配備する計画であると発表しました。

モジュールの大きさは28.8平方メートル(310平方フィート)で、国際海上コンテナのサイズをベースにしています。K-Starが外部構造を製造し、Phaeton Networksが必要なサーバー、衛星通信へのリンク、リモート管理、セキュリティシステムを提供・設置します。

Phaeton Energy社は、ニューサウスウェールズ州と西オーストラリア州で太陽光発電所の開発を計画しています。

  • ニューサウスウェールズ州ベリガン:4MWのパネル、16MWのバッテリー、2つのデータセンター・モジュール
  • 西オーストラリア州オーガスタ:2.5MWのパネル、8MWのバッテリー、1つのデータセンター・モジュール
  • 西オーストラリア州 Mullewa 1:1.5MWのパネル、6MWのバッテリー、1つのデータセンター・モジュール
  • 西オーストラリア 州 Mullewa 2:パネル1.5MW、バッテリー6MW、1つのデータセンターモジュール
  • 西オーストラリア 州シャイアオブダルワルヌ:1.5MWパネル、6MWバッテリー、1つのデータセンターモジュール
  • 西オーストラリア 州 ポート・デニソン:2.5MWのパネル、8MWのバッテリー、2つのデータセンター・モジュール


昨年設立されフリーマントルに拠点を置く Phaeton Technology 社は、再生可能エネルギーを利用したブロックチェーン技術を提供しています。データセンターだけでなく、ブロックチェーンを活用したスマートホーム&不動産や、ブロックチェーンに電力を供給するための太陽光発電所の開発を目指しています。

また同社が計画している「スマーターコミュニティ」では、西オーストラリアの マンデュラ とカラサという場所にモジュール設備を配備するといいます。

マンデュラステーションは、10戸の国立障害者保険スキーム(National Disability Insurance Scheme: NDIS )アパートメントと22戸の手頃な共同生活型賃貸アパートメントからなる32戸のアパートメントで構成されると報じられています。商業施設にはNDISセラピー・ハブやコーヒーショップが入居し、障害者のトレーニングや就労の場を提供します。最上階にはデータセンターが設置され、太陽光発電で電力を供給する予定です。

カラサのプロジェクトは、新しいカラサ・ヘルスキャンパスの真向かいに位置する複合施設です。このプロジェクトには、地域の医療スタッフやカラサ・ヘルスキャンパスを訪れる患者向けに28のサービス付きアパートメント・メディホテルが含まれています。また、セラピーハブ、コーヒーショップ、データセンターも併設されています。

Phaetonの役員は、建築開発会社、アプリケーション開発、エネルギープラント管理などの経験を有しています。同社はトークン化により150万ドル以上を調達しています。

太陽光発電所、コミュニティ開発、モジュール開発のタイムラインは発表されていません。



この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。



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