エクイニクス、韓国でハイパースケール施設向けにGICと5億2,500万ドルの合弁会社を新たに設立

シンガポール政府系ファンドと提携し、ソウルに2つのxScale施設を建設。両社でハイパースケールへの投資は75億ドル

エクイニクスは、シンガポールの政府系ファンドであるGICと、韓国でハイパースケールデータセンターを開発するためにまたもやジョイントベンチャーを設立しました。

両社は今週、ソウルで2つのxScaleデータセンターを開発・運営する5億2500万ドルのジョイントベンチャーを発表しました。この契約は両社にとって5件目のxScaleへの投資となり、2社のハイパースケールへの投資総額は約75億ドルに達します。

seoul

このジョイントベンチャーのもと、SL2xとSL3xと呼ばれる2つの施設は、45MW以上の容量を提供する予定です。

このジョイントベンチャーの条件では、GICが80%エクイニクスが残りを所有することになります。規制当局の承認およびその他の条件を経て、2022年第1四半期に完了する予定です。

エクイニクスの社長兼CEOチャールズ・マイヤーズは、次のように述べています。「韓国と広範なアジア太平洋市場は、組織がデジタル変革を優先する中で、イネーブラーであり、かつ受益者の両方となっています。クラウドとデジタルインフラへの需要に対応するため、当社はInternational Business Exchangeの容量と拠点の拡大、オーストラリアでのハイパースケールプログラムであるxScaleの拡大を通じて、この地域への投資を続けてきました」と述べ、さらに「今回、韓国にも進出することになりました」と語りました。

エクイニクスは、2019年10月にシンガポールのGIC政府系ファンドと初めて提携し、xScaleラベルの下でハイパースケール施設を開発しました。両社は今後数年間で、ヨーロッパ、アジア、ラテンアメリカに32の施設を開設することを目指しています。

本日の発表を含め、GICとエクイニクスのこれまでの合弁事業の投資総額は75億ドルで、これまでに英国、日本、フランス、ブラジルなどグローバルで7つのxScaleデータセンターがオープンしています。

また、オーストラリアでハイパースケール施設を建設するため、PGIM Real Estateと5億7500万ドルのJVを設立し、xScaleプログラムの総投資額は約80億ドルに達しています。

エクイニクスは、2019年に韓国初のデータセンター「SL1」を開設しました。Digital Realtyは今週、同国初の施設を開設し、2023年に開設予定の韓国初のハイパースケールデータセンターの建設に取り組んでいます。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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