Colt DCS、欧州とアジア太平洋で10区画の土地を取得

最大500MWの新規容量開発を計画

Colt Data Centre Services(DCS)は、新たなデータセンター開発用地として、ヨーロッパとアジア太平洋地域で新たに10区画を取得しました。

今週、新たに確保した土地にはロンドン、フランクフルト、パリ、日本の区画が含まれると発表しましたが、場所の全リストは公表していません。

同社は「主要なグローバル市場」における約100MWのITパワーを含め、この新しい用地により、ポートフォリオの容量は500MW以上増加することになると述べています。

今回の発表は、ハイパースケール戦略の加速における新たな大きなマイルストーンであり、 Colt DCSを市場におけるハイパースケールおよび大規模エンタープライズデータセンターの主要プロバイダーとして位置づけるものです」。同社CEOの 二クラス・サンフリッドソン  は、「Colt DCSは、これら10拠点の新規取得により、まさに地に足をつけた経営を行い、我々のアプローチが引き続き成功することを市場に示しています」と述べています。「業界で最も信頼され、顧客を重視するハイパースケールデータセンターオペレーターになるという当社のビジョンが実現される今、事業にとって非常にエキサイティングな時期です。」

2021年11月、Coltはヨーロッパにある12のノンハイパースケール施設のポートフォリオを、Liberty GlobalとDigitalBridgeの新しい合弁会社AtlasEdgeに売却しています。

Coltは現在、欧州全域で6施設(英国ロンドンとドイツ・フランクフルトに各2施設、フランス・パリとオランダ・ロッテルダムに各1施設)を保有しています。また、アジア太平洋地域では、インドのムンバイに1カ所、大阪に2カ所、東京に5カ所の計8カ所で事業を展開しています。

Colt DCSの不動産担当副社長であるリチャード・ウェルブロックは、「ポートフォリオを改良することで、本格的な成長モードに入ることができました」と述べています。「私たちはパートナーやお客様、そして事業の将来のために成功を収めたいと考えています。ハイパースケールおよび大企業向けビジネスに明確に焦点を当てることで、まさにそれが可能になります。当社は市場に有意義で持続可能な変化を迅速にもたらすことができる立場にあります。」



この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。



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