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AtlasEdge、欧州のColtデータセンター12拠点を買収

Liberty GlobalとDigitalBridgeの合弁会社であるAtlasEdgeは、Colt Data Centre Services (Colt DCS)から12拠点のデータセンターを買収しました。

Coltは現在、より大規模なハイパースケールデータセンターの建設・開発に注力しており、今回売却した施設は、欧州地域での新興コロケーション市場の開発に注力する事業者に「より向いている」と同社は述べています。

AtlasEdgeは、アムステルダム、バルセロナ、ベルリン、ブリュッセル、コペンハーゲン、ハンブルグ、ロンドン、マドリッド、ミラノ、パリ、チューリッヒのヨーロッパ11都市のティア1およびティア2市場にデータセンターを展開しています。AtlasEdgeによると、同社は現在、欧州11カ国で100以上のデータセンターを運営しているとしています。なお、今回の買収に関する金銭面の条件については公表されていません。

Colt Technology Services社は、複数の施設でのアンカーテナントとなります。AtlasEdgeは、今回の契約により、新たな地域への参入を達成するだけでなく、AtlasEdgeとColt DCSとの協力関係の確立にもつながると考えています。

AtlasEdgeのエグゼクティブチェアマンを務めるJosh Joshiは次のように述べています。「拡大する当社のポートフォリオにこれらの施設を迎えることができ、大変うれしく思う。私たちは、リアルタイムデータのトラフィックが増加し、コンピューティングの重心がネットワークエッジ側に引き寄せられている、エキサイティングな新興市場を開拓している。当社のアプローチは、オープンで、キャリアニュートラルで、協力的である。そして、Colt社と共に仕事ができることを楽しみにしている」

5月、通信事業者のLiberty GlobalとデジタルインフラファンドのDigital Colony(現DigitalBridge)は、ヨーロッパ全土で100カ所以上の エッジデータセンター を運営する「AtlasEdge」の設立計画を発表しました。この取引により、DigitalBridgeのエッジ資産とLiberty Globalの不動産ポートフォリオが統合され、Liberty Globalの事業会社数社(英国のVirgin Media、スイスのSunrise-UPC、ポーランドのUPC)がアンカーテナントとして入居しました。尚、先月、デジタル・リアルティはAtlasEdgeへの出資を発表しました。

Coltは現在ヨーロッパに6か所の施設を保有しています。イギリスのロンドンとドイツのフランクフルトにそれぞれ2か所、フランスのパリとオランダのロッテルダムにそれぞれ1か所です。また、APAC(アジア太平洋地域)にも施設を保有しています。

「自社ポートフォリオを徹底的に見直した結果、Colt DCSはAtlasEdgeのような、ヨーロッパ全域の新興コロケーション市場の開拓に特化した事業者に向いているコロケーションサイトを12カ所特定した」と、Coltはこのニュースに関するプレスリリースで発表しています。

尚、Coltが現在所有・運営しているハイパースケール施設や開発中の施設は、今回の買収による影響を受けないとしています。三井物産と投資会社のフィデリティは7月、日本にハイパースケールデータセンターを建設する合弁会社を設立し、フィデリティ傘下のColtが施設を運営する予定となっています。

Colt DCSのNiclas Sanfridsson CEOは次のように述べています。「私たちのハイパースケール施設を再構築し、注力していくことで、真のスケーラビリティと効率性実現し、お客様のニーズにオンデマンドに応えることができるとともに、お客様のサステナビリティ目標も満たしていく。当社は、将来にわたって持続可能なビジネスモデルを確保すると約束しており、今回の取引は、当社のポートフォリオ全体の投資収益率(ROI)を向上させ、そしてそれを事業に再投資することができるようになる」

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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