Scala Data Centers、ブラジルのポルトアレグレにデータセンター開設

設備規模は4.8MW

Scala Data Centers社は、ブラジルのポルトアレグレにある同社初のデータセンターを開設しました。

この SPOAPA01と名付けられたデータセンターのIT容量は4.8MWとのことです。

4,800万ドルの投資によりハイパースケール顧客専用施設として設立されたSPOAPA01は、100%認定された再生可能エネルギーで稼働し、PUEは1.4以下となる予定です。

このデータセンターの計画は2022年10月に初めて明らかとなり、FastDeployモジュール設計を使って開発されると言われています。施設はある大手コンテンツプロバイダーに貸し出されるとのことです。

SPOAPA01はナベガンテス地区に位置し、他のデータセンターや、まもなく市内に着陸し、サンパウロ、リオデジャネイロ、ブエノスアイレスにつながるマルベックシステム海底ケーブルの近くにあります。

Scala社CEO兼共同創設者である Marcos Peigoのコメントです。「 私たちは、通信事業者のサービス提供用データセンターに近い戦略的な位置にあるこの新しいデータセンターの開設に興奮しています。」

「ハイパースケールの顧客標準と比較すると、施設の構造、密度、容量が旧式であるにもかかわらず、この地域の他の施設は、接続と通信の関連がポイントとなっています。この施設が稼動したことで、当社の顧客は、アルゼンチンのブエノスアイレス地域のサポートを含め、この地域の成長市場に対応する世界標準のデータセンターという選択肢をようやく手にすることができました。」

2020年に設立されたScalaは、現在9つのデータセンターを運営しています。ブラジル・サンパウロ州のタンボレ・キャンパスに4か所、その他はサンパウロ市、カンピーナス市(ブラジル・サンパウロ州)、サン・ジョアン・デ・メリティ市(ブラジル・リオデジャネイロ州)、クラウマ市(チリ)、テポツォトラン市(メキシコ)、そして現在はポルトアレグレ市と分散しています。

2023年11月、同社は2億1,500万ドルのグリーンボンドを発行しました。

Scala社は、今後5年以内にデータセンターの設置面積を500MWまで拡大するとしています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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