Krios Infrastructure設立、欧州のハイパースケールデータセンター用地をターゲットに

元マイクロソフト幹部ら、地域コミュニティと緊密に連携していく方針

新たな電力供給を備えた土地開発会社Krios Infrastructureが設立され、欧州におけるハイパースケールデータセンター向け用地の確保を目指しています。

同社は投資会社Sandbrook Capitalの出資を受けており、初期投資として2億ユーロ(約2億3200万ドル)を拠出します。Kriosは、「欧州のデジタルインフラ拡大における最も重大な制約の一つである、地域社会に支えられた電力確保済み用地の不足を解消することを目指しています」と述べています。

同社は、地域社会や電力会社と「緊密なパートナーシップ」を構築し、許認可手続き、土地所有者との調整、電力会社、インフラ開発事業者との連携を従来の順次的な進め方ではなく、並行して進める方針です。

また、区画整備済みかつ電力網接続が確保された用地を欧州全域に構築し、ハイパースケールおよびAI規模のキャンパスを支えることを目指します。

Krios InfrastructureのCEOであるPhilip Lewisは、次のように述べています。「欧州のデジタルの未来は、単に技術だけでなくインフラにも依存しています。現在最大のボトルネックは需要ではなく、大規模かつ競争力のある期間内に信頼性の高い電力を確保できるかどうかです。私たちはKriosチームと提携し、拡張性と持続可能性に優れたデータセンター用地の開発を支援できることを大変嬉しく思います。また、米国での同様の投資から得た知見を欧州市場にも展開していきます。」

フィンランドに拠点を置くKriosによると、同社のチームには米国でデータセンター用地の選定に携わってきた元マイクロソフトの幹部が含まれているとのことです。共同創業者のPatrik Öhlundは、マイクロソフトのEMEA(欧州・中東・アフリカ)地域におけるエネルギー市場ディレクターを5年間務めていました。

Sandbrook CapitalのマネージングディレクターであるSebastian Serraは、次のように述べています。「Kriosチームが持つ電力分野での深い専門性と開発におけるパートナーシップのアプローチは、すべての関係者に利益をもたらす世界水準のデータセンター用地の実現を支援する上で、大きな強みになると考えています。開発初期の段階から地域社会と電力会社の足並みを揃えることで、Krios Infrastructureは大規模なAIおよびデータセンタープロジェクトの納入リスクを低減し、開発期間の短縮と確実性の向上を目指しています。」

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。