Rosatomの子会社がロシアのイノポリスでデータセンターの建設を開始

ロシアの原子力企業Rosatomの子会社が現在、ロシアのイノポリスでデータセンターの建設を進めています。

2020年9月に発表された「Rosenergoatom Innopolis」データセンターは、完成時には合計16MWの容量を持つことになります。7,000平方メートル規模のデータセンターは、4エーカーの敷地に建設され、第1フェーズの開発は2022年後半に完了する予定です。

データセンター事業を副業で行う原子力発電所

Cnews.ruによると、モスクワの東に位置するタタールスタン共和国地域でのデータセンター建設は既に始まっており、同社は施設のエンジニアリングデザインを9,640万ルーブル(約120万円)で無名の業者に無競争で依頼していると報じられています。

業者によると、Rosenergoatomは、投資プロジェクト [タタールスタン共和国領土内のデータ処理・保存センター]を実施するためのエンジニアリング調査、設計および作業文書の作成に資金を割り当てたと述べています。

先月、Rosenergoatomは、サンクトペテルブルクにある10MW、984ラックのデータセンター「DPC Xelent」を20億ルーブル(2620万ドル)で取得しました。この施設は、Rosenergoatom JSCの自社需要と、350社以上あると言われる新規および既存顧客の双方で利用される予定です。

Rosatomが建設したウドムリャデータセンターは、ロシアのトヴェリにあるカリニンスカヤ原子力発電所の敷地内に設置されています。Cnewsの報道によると、同社はモスクワで更に2つの施設を取得し、ロシア国内に最大300MWの容量を持つデータセンターを10箇所建設する予定です。

Data Center Dynamics

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