Huawei、西安にChina Mobile向けモジュール型データセンター

900ラックのプレハブ施設を6ヶ月で納入

Huaweiは、中国の西安にChina Mobile向けのモジュール型データセンターを導入しました。

この新施設は、観光客によるモバイルデータの流入に対処するために、北西部の歴史的都市に配備されました。Huaweiは最近のビデオで、938台のラックで構成される施設を6ヶ月で納入したと述べています。

China Mobileは2015年に初めて同市にデータセンターキャンパスを設立し、同地域における同社の主要なデータハブとなっています。

新データセンターは232のモジュールに分割され、機器は工場であらかじめプレハブ化され設置されています。初期準備を終えたモジュールは、現地で組み立てられました。新施設は5つのフロアにまたがっています。

Huawei はこのアプローチにより建設廃棄物と粉塵を80%削減し、80%を超える材料回収率を達成したと述べています。従来型の同等のデータセンターの場合、建設に8カ月、機器の設置、試運転、検収に10カ月を要するといいます。

このデータセンターは、 Huawei のFusionCol間接蒸発冷却を採用しており、現地の冷涼な気候により、1年のうち約10カ月は自然冷却が可能です。

Huawei は最近Safaricomエチオピアで事業を拡大し、モバイルネットワークサービスを開始するにあたり、プレハブ式のモジュール型データセンターを納入しています。

西安はシルクロードの起点であり、秦の始皇帝の兵馬俑があるほか、サムスンやマイクロンなどの半導体メーカーの製造拠点でもあります。



この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。



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