Zeittec がブラジルのパラナ州政府にデータセンターを納入

州監査役向けにメインデータセンターとバックアップモジュール納入

ブラジルのZeittec社が新しい政府データセンターを建設します。

同社は今週、パラナ州南部のクリチバにあるTCE-PR(Tribunal de Contas do Estado do Paraná)本部に、パラナ州監査裁判所のための新施設を建設すると発表しました。

この複合施設は、Zeittecセーフルームをメインサイトとします。この施設は120分間の炎に耐えることができ、NOVEC 1230ガス消火器システムを備え、同社が遠隔監視します。

メインサイトはまた、裁判所付属ビルに設置されるHuawei FM500モジュラー・データセンターに接続され、バックアップとして機能します。構築作業とITシステムの移行には約150日を要する見込みです。

Zeittec社のテクニカルディレクターであるFabrício Costa氏は、「このソリューションは自律ラックで構成されますが、工場から電源、冷蔵、監視、火災システムがすべて統合された状態で出荷されます」と述べました。

監査裁判所は、パラナ州および市町村の公金使用を監督する機関です。

Zeittec社は、レトロフィット、モジュラー型、コンテナ型などのターンキーデータセンタープロジェクトに注力しており、2000年代初頭から事業を展開しています。ブラジル全土の数多くの政府機関向けにデータセンターを開発してきました。

2022年9月、同社はクリチバにあるブラジルの零細・中小企業支援サービスSebrae-PR向けに35平方メートル(376平方フィート)のデータセンターを構築しました。同年11月、同社はエスピリト・サント連邦大学向けに、最終的に約300平方メートル(3,230平方フィート)のデータセンターを建設する計画を発表しました。

今年初めには、サントス港湾局向けにデータセンターを建設し、2023年半ばに完成させると発表しました。同社は最近、ブラジル西部のカンポグランデにあるマトグロッソ州公共省(Ministério Público do Mato Grosso do Sul、MP-MS)向けの新施設を立ち上げました。

同社は最近、ブラジリア本部にあるブラジル諜報機関ABIN(Agência Brasileira de Inteligência)に300平方メートル(3,230平方フィート)のデータセンターを納入しました。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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