Stack、大阪に72MWのデータセンター・キャンパスの建設でESRと提携

一棟目は2023年第4四半期に着工、2025年に竣工予定

Stack Infrastructureは、ESR Groupと提携し、大阪で新しいデータセンター・キャンパスを開発することを発表しました。

両社は今週、大阪東部郊外のけいはんなに72MW規模のデータセンターを共同開発および供給する合弁会社を設立することを発表しました。

全3棟のうち最初の1棟は2023年第4四半期に着工し、2025年第2四半期に運用を開始する予定で、同施設はStackのブランドで運用されます。

「大阪は、StackがAPACに進出して12カ月で6番目の市場となり、これには日本とオーストラリアでそれぞれ100MWを超える規模の拡張が含まれている」とStack APACのCEOであるPithambar (Preet) Gona氏は述べています。「このキャンパスでは、ESRとのパートナーシップをさらに深め、両社の力を合わせることで、既存および今後のTier1データセンター市場における顧客の戦略的な要件に対応することができると考えている」

ESR Data CentresのCEOであるDiarmid Massey氏は次のように述べています。「ESRのTier1データセンター市場における強力な地域開発能力は、アジア太平洋地域でデータセンター施設の開発を積極的に継続する上で有利な立場にあることを保証してくれる。Stackとのパートナーシップにより、両社の強みを生かし、主要市場におけるハイパースケールの顧客拡大を狙うことが可能となる」

9月、Stackは物流不動産会社のESRと、韓国ソウルに新たなデータセンターを建設するための提携を発表しました。両社は、仁川にある48MW規模のデータセンターサイトを共同開発する合弁会社を発表し、2023年第1四半期に1号棟の建設を開始し、完成は2024年第4四半期に予定されています。なお、同施設は「Stack」ブランドで運営される予定です。

ESRは、データセンター市場への参入を目指す多くの物流・倉庫系不動産会社の一社です。Prologis、GLP、Segro、P3などの企業も、米国、欧州、アジア太平洋地域でデータセンター施設の開発を目指しています。ESRは最近、10億ドルを投じてデータセンター開発ファンドを設立し、アジア太平洋地域に300MW級のデータセンターを建設する計画を立てています。

Warburg Pincusなどの投資家の支援を受けたESR Groupは、地域全体でデータセンターのエコシステムを構築する計画を立てています。同社は2021年4月に大阪のデータセンターを購入し、その後、3棟の施設を備えるキャンパスに発展させる予定です。また、香港では冷凍倉庫を40MWのデータセンターに変換する工事を進めており、さらに今年初めには東京で20MWのデータセンター開発計画を明らかにしました。ESRは現在、香港、大阪、東京、ソウル、シドニー、ムンバイ、シンガポールにおいて、データセンターポートフォリオの開発を進めていると述べています。

Stackについては、投資会社のIPI Partnersが旧InfomartとT5の資産を合併し、新たなホールセールコロケーションプロバイダーとして2019年初頭に立ち上げられたものです。Stackは従来、米国を中心に事業を展開していましたが、最近ではグローバル展開に向けた大きな動きも見せています。同社は2021年10月にAPACへの進出計画を発表し、その後、日本の東京郊外の印西で36MWのキャンパスの開発を開始しました。同社は最近、オーストラリアの不動産開発会社Hickoryと提携し、メルボルン、パース、キャンベラの施設を計画しています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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