Schneider Electric、新しい電源モジュールソリューション公表
重電メーカーのSchneider Electric社(以下、Schneider)が、新しいコンテナ型の電源モジュールをローンチしました。データセンター所有者および事業者向けで、625kWから1.25mWの容量を誇ります。
この電源モジュールの中には、 UPS システムのほか、バッテリや スイッチギア が含まれており、建物の外にも用意に設置できるよう設計されています。
また、 Uptime Institute から事前に認証を取得した「 モジュール式データセンター 」も、新たに公開されました。ユーザーは、 冗長性 構成を含む幅広い機能を備えた90kWのTierⅡデータセンターか、もしくは、500kWのキャパシティを備えた完全なTier IIIモジュールデータセンターを使用することができ、簡単に電源と空調を増設することが出来ます。
これらのニュースは、いずれも月曜日に開催されたData Center Dynmicsグループのロンドン・カンファレンスで公表されました。両ソリューションとも、400Vの供給電圧を準備できる市場で導入が可能です。
TIER-Ready
この新しいプレハブ型の電力モジュールには、リチウムイオンバッテリーのオプションを備えたGalaxy VX UPSシステム、Prisma LV配電盤、そして防火システムが含まれます。
Schneiderでプレハブ型データセンターのグローバル製品マーケティング担当を務めるScott Neal氏は、「典型的なサーバールームにSchneider社が提供している技術は、全て、モジュール型のデータセンターにも同じように適用させました」と語りました。
一方で、この新しいTIER対応ソリューションは、データセンターの構築を少しでも迅速にするため、その高い信頼性をすぐに証明できるよう、各種設計事項に関する複雑な技術文書、回路図、Uptime Instituteからの認証レポートを必要としています。
これらのモジュール型データセンターは、従来のISO輸送コンテナをベースにしているわけではありませんが、「集積可能」なデザインにするという影響を受けています。設計は全て、Schneider社自らが担当しています。
90kWモデルは、1つのモジュールで構成される一方で、500kWデザインは7つのモジュールが連なって構成されており、合計100ものラックを収納することができます。
全てのモジュールは、配電装置、防火機能、サーバー冷却装置が装備された状態で出荷されます。
– Data Center Dynamics
– 原文はこちら
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。