
燃料メーカーのInfiniumがデータセンター向け液浸冷却液を発表
合成燃料メーカーがデータセンター市場に参入
合成低炭素e燃料(e-fuel)の開発企業であるInfiniumが、データセンター分野に参入しました。
同社は先週、新たな液浸冷却液である「Infinium Edge」の発売を発表しました。
詳細はほとんど明らかになっていませんが、同社の新しい液浸冷却液は「世界で最も要求の厳しいAIおよびデータセンター環境向けに、卓越した熱性能、安定性、安全性を提供するために開発された独自の低炭素誘電液」と説明されています。
この冷却液は、Infinium EnergyのeFuel施設における独自の合成プロセス化学技術を用いて製造されています。
同社は液浸冷却を利用したモジュラー型の「AIファクトリー」も提供していますが、PoDに関する具体的な情報はまだ公開されていません。
InfiniumのRobert SchuetzleCEOは、次のように述べました。「冷却は、最先端AIインフラを展開する際の決定的な制約の1つになっています。Infinium Edgeは、当社が持つ化学およびスケーラブルな製造に関する深い専門性を活用し、高密度AIデータセンターに向けた、より効率的な道筋を実現します。」
カリフォルニア州に本拠を置くInfinium Energyは、超低炭素合成e燃料やガス・ツー・リキッド(gas-to-liquids / GTL)を含むガス転換技術ソリューションを提供する企業です。同社は独自の逆水性ガスシフト(RWGS)および液体燃料製造プロセスを採用しています。
同社によると、主要な原料は再生可能電力、水、そして人為的な二酸化炭素(CO2)であり、他の産業プロセスから回収されたCO2と水素を組み合わせて燃料を製造しています。
テキサス州コーパスクリスティにある同社の最初のプラントは、2023年後半に生産を開始しました。顧客にはAmazonが含まれており、この施設で製造されるeディーゼルを配送トラックの燃料として使用しています。また、同社は持続可能な航空燃料(eSAF)も開発しています。
Infiniumの投資家には、三井物産、鹿島建設系ベンチャー投資部門、ブルックフィールド、Japan Hydrogen Fund、日本政策投資銀行、石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)、三菱商事、ミシガン大学、RockCreek、Amazon、AP Ventures、三菱重工業、Neuman&Esser、SK、NextEra Energy Resourcesなどが含まれています。
HF Sinclair、Shell、Castrol、ExxonMobil、ENEOS、Gulf Oil、Petronas、Perstorp、SK Enmoveなど複数の石油化学企業が液浸冷却液を市場に投入しています。また、米国の食品大手Cargillと化学企業Chemoursも液浸冷却液を発売しています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
















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