GRCがHPEとOEM契約を締結
単相 液浸冷却 装置を手がける米GRC社は、Hewlett Packard Enterprise(HPE)とのOEMパートナー契約を締結しました。
GRCは今後ICEraQ液浸冷却製品ラインアップをHPEサーバーと統合します。 尚、同社は既にSupermicro社との直接OEMパートナーを結んでいます。
クールなパートナーシップ
GRCのソリューションアーキテクトのBrandon Moore氏は、次のように述べています。 「例えば、現在のハイエンドAI / MLサーバーの場合、ラックの半分くらい実装すると従来の空冷ラックあたり15 kWの冷却キャパシティを超えてしまいます。」
「弊社のICEraQ Microのような製品を使うとHPE機器の高密度実装環境も容易にサポートできます。GRCシステムは、ラック1Uあたり2,000ワット以上の熱負荷を処理でき、既存のデータセンターに対し高密度ゾーンの構築を可能にします。 そして従来の空冷データセンターに存在する熱問題を取り除きます。熱負荷に関係なく、HPEのサーバーは、既存の ホワイトスペース 、 エッジ 、または グリーンフィールド サイトに最小限のインフラ設備要件のみで迅速に導入できます。」
OEM契約とは、HPEがGRC製品を宣伝することを意味します。 ICEraQはHPEの製品ページにまだ掲載されていませんが、同社はBusinesswireでのプレスリリースページへのリンクを含むブログを公開しています。
HPEのグローバルOEM部門のVP兼GMを務めるPhillip Cutrone氏は次のように述べています。「 AI や エッジコンピューティング などの新しいアプリケーションをサポートするために、最新のテクノロジーを市場に投入する機会が増えている。」
GRC社は、以前はGreen Revolution Coolingという社名で知られていましたが、2018年にリブランディングされました。これは、同社がもはや革新的(Revolution)と言う必要がなくなるまでビジネスが成熟した、と判断したためです。
「私は2016年12月にCEOに就任しました。私が気づいたのは、かなり成熟した製品が既にszdここにあるんだ、ということでした。」と、Peter Poulin氏はDCDに語っていました。
「当時は世界12か国で展開し、多くのテストを行いました。インテル、オレンジテレコム、国家安全保障局などに協力いただき、我々の主張について検証してきました。 これは特に革新的な技術ではありません。社名に革命という単語があるのは意味がないようです。」
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