Green Grid、CDUサイジングツールをリリース

ダイレクト・チップ液冷システムにおける冷却ユニットの適正化を支援

The Green Grid (TGG)は、データセンターにおける適切な冷却ユニットの選択を支援する新しいオンラインツールをリリースしました。

今週リリースされたCDUサイジング・ツールは、データセンターの設計会社、事業者、およびユーザーが、データセンターのダイレクト・チップ液冷システム用に適切な冷却ユニット(CDU)を選択できるよう支援するものです。

CDUサイジング・ツールは、冷却ループ内のコールドプレート間の必要な流体温度、総流量、総圧力損失を計算します。

同団体は、このツールは、データセンターの買い手と売り手の間のより良い理解とコミュニケーションを促進するための予備的なガイドとして機能し、学習曲線を減らし、知識のギャップを埋める手助けになると述べています。エンドユーザーにとって、このツールはそれぞれの設置環境に適したCDUを見積もり、サプライヤーに推奨値を提供することができます。また、OEMやインテグレーターにとっては、特定のサーバー設計に適合するCDUの正確なサイズと選択が可能となります。

TGGは現在、世界的な技術団体であるITI(Information Technology Industry Council)の関連団体です。また、液冷TCO算出ツールのダウンロードも提供しています。

「データセンターに対する世界的な需要が急拡大を続ける中、データセンター保有企業や 事業者は、可能な限りエネルギー効率の高いデータセンターを実現することが不可欠です。この新しいオンライン・ツールは、意思決定者がデータセンターのサーバーに最適なCDUサイズを選択するのに役立つ重要な情報を提供し、過剰な容量を設置するリスクを低減することで、エネルギー使用効率を可能な限り維持します」と、ITI環境・持続可能性・規制政策担当副社長のChris Cleetは述べています。

The Green Gridは2006年に設立され、効率性の指標であるPUE(電力使用効率)を作成したことで知られています。2019年、TGGは世界的な技術団体Information ItIの傘下に入りました。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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