マイクロソフトが一部のAIデータセンターでLGエレクトロニクスの冷却インフラを採用

LGがデータセンターの顧客拡大を狙うなか

マイクロソフトは、LGエレクトロニクス(LG)の冷却インフラを不特定多数のAIデータセンターに今後導入する計画です。

今回の提携は、LGが今週、 Data Center Worldでデータセンター冷却ソリューション一式を発表し、既存および新規のソリューションをパッケージ化したことに伴うものです。

LG Air Conditioning TechnologiesのゼネラルマネージャーであるSteve Scarbroughは、次のように語りました。「外出先での携帯電話、仕事場でのノートパソコン、自宅でのスマートTVのデータの間で、データセンターは私たちの日常生活で重要な役割を果たしており、冷却ソリューションは機器が期待通りに稼働するために不可欠なコンポーネントです。」

「LGは、効率的なエンドツーエンドの冷却ソリューションを提供することで、将来のデータセンタープロジェクトの需要を満たし、仕様策定や開発を容易にすることで、市場におけるユニークなプレーヤーとなることを目指しています。」

LGは、コールドプレート、クーラント分配ユニット(CDU)、水冷式オイルフリー遠心チラー、CRAHを提供しています。

同社はマイクロソフトと協力し、LGの熱管理システムとチラー技術を「次世代」データセンターに導入すると述べました。取引の規模や範囲は発表されていません。

今年初めのCESでLGは、住宅、自動車、ホテル、オフィスなど様々な空間向けのAIエージェントなど、多くのAIへの取り組みでマイクロソフトと協力すると述べました。

LGは昨年、データセンター事業をより積極的にターゲットにし始め、データセンタープロジェクト向けに数千万ドル相当の冷凍機100台以上の大型契約を結んだと発表しています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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