Apple、カリフォルニアでTesla Megapackを使う巨大バッテリー貯蔵プロジェクトを計画

Appleは、米国カリフォルニア州北部で240メガワット時のバッテリー貯蔵プロジェクトを進めています。

The Vergeが最初に報じたところによると、このCalifornia Flatsプロジェクトでは、85台のTesla製リチウムイオン「Megapack」が採用されます。

アップルとテスラが提携

バッテリーは、130MWのソーラーファームと組み合わせて使用​​され、クパチーノにある大規模なApple本社施設やカリフォルニア州内の各事業所に電力を供給します。

– shutterstock

同社は2030年までに、事業運営と製品リリースのためのサプライチェーンのカーボンニュートラルを宣言しています。

これは、iPhoneのサプライに関する排出量がオフセットされることを意味します。また、同社は既にデータセンター運営でPPAを利用していますが、サーバを取得する際の排出量が含まれているかどうかは明らかではありません。

現在DCDはAppleに説明を求めています。

「私たちは、サプライヤーの2030年までのカーボンニュートラル達成の支援を確約しており、私たちに加わる企業がドイツ、中国、米国、インド、フランスなど、世界中の業界や国に広がることに興奮している」とAppleの環境、政策、社会的イニシアチブのVPリサ・ジャクソンは述べています。

また、Appleは、将来のプロジェクトのために、他のエネルギー貯蔵ソリューションについても研究を行っていくと述べています。


アイルランドGalwayでのデータセンター建設作業を開始した際に、同社はゴールウェイ湾で海洋エネルギーの利用に関する研究を行うスタートアップ企業のSeaPowerに20万ユーロ(23万5,000ドル)弱の資金を提供していました。

SeaPower社のCian Murtagh氏はDCDに対し次のように説明しました。「彼らはこのプロジェクトに部分的に資金を提供した、そしてその見返りとしてAppleが得るのはエネルギーの先物契約であり、我々が最終的に商業化したときに我々が生産するエネルギーを最初に購入する権利を得る。彼らは、私たちがこの技術を実際に商業化できるのは5〜7年先のことだと認識していたが、テストを支援したかっただけであり、また、自分たちが大量のエネルギーを使用することになるので、自分たちをよく見せたかっただけなのかもしれない」

アイルランドGalwayのデータセンタープロジェクトは、地元の住民との長期に渡る闘争と数多くの法的な問題により、最終的に失敗に終わりました。「彼らは私たちにプロジェクト資金を投資してくれたが、今やプロジェクトは終わった」とMurtagh氏は述べています。

Data Center Dynamics

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