グリーン・グリッド、液冷TCOツールをアップデート
液冷導入がコスト削減につながることを示すさらなる詳細データを提供
グリーンインフラに関する情報発信団体The Green Grid(以下、グリーン・グリッドおよびTGG)は、液冷への移行による財務面への影響を算出するツールのアップデートを公開しました。
この Liquid Cooling Total Cost of Ownership Calculation (tggTCO)ツールは、さまざまな液冷方式がデータセンターの財務パフォーマンスにどのような影響を与えるかを示します。この新版は、本日デンバーで開催されるSC23カンファレンスで、午後2時30分MDT/4時30分ET/1時30分PDT/2230GMT(パスワード:269238)に公開されます。
このツールの新バージョンは、液冷の技術革新を盛り込み、新しい持続可能性報告要件によるTCOデータの需要増に対応するよう設計されています。
「TGGのLiquid Cooling Total Cost of Ownership Calculationツールは、より効率的なデータセンター設計を可能にし、持続可能な変化を促進するのに役立つでしょう」とITIのChristopher Cleet副社長は述べています。
「この更新されたツールは、ビジネスアナリストや財務アナリストが、主要なデータセンターの設計や構築を決定する前に、トレードオフと節約の可能性を評価するのに役立ちます」
このツールは2016年に発表され、2023年初めにアップデートされました。新バージョンはTGGライブラリからダウンロードできます。
グリーン・グリッドは2006年に設立され、効率性の指標であるPUE(電力使用効率)を生み出したことで知られています。2019年、TGGは世界的な技術団体であるITI(Information Technology Industry Council)に引き継がれました。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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