日本の経済産業省、AI専用スパコンを2024年めどに構築へ
経済産業省(METI)は、人工知能専用のスーパーコンピュータを導入します。
産業技術総合研究所(AIST)がMETIの監督の下、スーパーコンピューターを開発します。このスパコンは、METIの現在のマシン(同じくAISTにある)の約2.5倍の計算能力を持ち、早ければ2024年に完成する予定です。
スパコンが完成すれば、クラウドサービスを通じて国内企業が生成AIの開発に利用できるようになります。
ハードウェアや仕様の詳細は明らかにされていませんが、以前W.mediaが報じた同様のプロジェクトによると、スパコンはNvidia製の2,000以上のGPUで構成される可能性があるようだ。このスパコンは、さくらインターネットの協力も得て開発されています。
METIはAISTに2億2600万ドルの資金を提供し、スーパーコンピューターと量子技術の新しい研究センターを開発します。新しいスパコンはこのセンター内に設置されます。
AISTの現在のスパコンは、AI橋渡しクラウド(ABCI)として知られ、日立製作所や三菱重工業など約3000社の日本企業や研究者に利用されています。
AIにも使用されているものの、生成AIに関連する膨大な量のデータ学習プロセスを処理する能力に欠けています。ABCIは現在Top500の24位にランクされており、22ペタフロップスの計算能力を有しています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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