Nvidiaが支援するゲーム大手ユビタスが、日本の新データセンターに核施設との近接性を

クラウドゲーミングの先駆者であるユビタスが、技術大手Nvidiaの支援を受け、日本での新しいデータセンターのためのユニークな場所を探しています。2011年の福島原発事故は日本の原子力産業に長い影を落とした一方、現在ユビタスは原子力をAIへの事業拡大の鍵と見ています。

Bloombergの報道によると、同社CEOである郭栄昌によれば、産業用のなかでも特にAIには、恒常的で大容量のクリーンエネルギーの供給が必要であり、特に太陽光や風力のような再生可能エネルギーの一貫性のなさと比較すると、原子力はコストと規模の面で最も競争力のある選択肢を提供しているとのことです。

AIやデータセンターの需要が急増し、原子力発電に注目するハイテク企業が増加するなか、ユビタスもこの流れに加わります。しかし、日本では原子力エネルギーの確保が依然として課題となっています。京都、島根、九州など、稼働中の原子力発電所がある地域には潜在的なコストメリットがありますが、福島の事故後に実施された厳しい規制により、多くの原子炉が停止されています。

それでもユビタスは、これらの地域で積極的に場所を探しています。郭栄昌 CEO は、来年の第1四半期までに場所を確定することを目指しているとし、「安定した原子力グリッドへのアクセスは、我々のAIの野望にとって極めて重要だ」と述べました。

同社のアプローチは、原子力発電所に直接投資を行う一部の米ハイテク大手とは異なります。ユビタスは、電気料金をより低くするため、原子力インフラが既に整っている地域を求めています。これは同社の既存のデータセンター戦略と一致しており、ゲームの顧客が多い、東京と大阪に近い場所が優先されています。

同社の新しいデータセンターは、当初2~3MWの電力を必要とし、50MWまで拡張できる可能性があります。同社がAIに軸足を移すには、ゲーマーへの物理的な近接性から、堅牢で手頃なエネルギー源の確保へと焦点を移す必要があります。

W.Media ( Hazel Moises 記者)より抄訳・転載

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