AmazonがエッジチップとAIモデル圧縮企業のPerceiveを買収

Amazonはエッジチップ企業とAIモデル圧縮事業を手掛けるPerceive社を現金8000万ドルで買収しました。

同社は、上場テクノロジー企業Xperiからこの部門を買収しました。

Perceiveは今後Amazonのデバイス&サービス部門の一部となり、音声アシスタントのアレクサ、Fire TV、スマートシステムのエコーなども手がけます。

クラウドプロバイダーのAWSは、10年以上前にAnnapurna Labsを買収した後、より大型で強力なチップを別途開発しています。

「大規模な言語モデルとマルチモーダルな体験をエッジ上で動作するデバイスに提供する我々の取り組みに参加してもらうために、Perceiveを買収し、その才能あるチームを迎え入れる契約を締結したことに興奮している」とAmazonは声明の中でこのように述べています。

Perceiveの従業員44人の大半は、買収完了後にAmazonに入社する予定です。同社のErgo AIプロセッサは、デバイス上のAI推論プロセッサとして売り込まれています。

XperiのCEOであるJon Kirchner氏は次のように述べています。「Perceiveの創業以来、エッジ推論技術を取り巻く環境は進化を続けており、Perceiveはそのリーダーシップとエンジニアのスキルによって、この急速に変化する環境に適応してきました」

また、XperiのJon Kirchner CEOは次のように述べています。「Perceiveとその従業員、そしてそのテクノロジーにふさわしい場所を見つけることができて嬉しく思います。私たちは、Amazonでこの技術を次のレベルに引き上げることができることに興奮しています。この技術は大きな可能性を秘めていると信じています」

この取引は、慣例的な取引完了条件に従い、年内に完了する予定です。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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