Digital ColonyとEQT、80億ドル超の米Zayo買収に合意
企業向けファイバー網サービスの提供および キャリアニュートラル データセンターを運営する米Zayoは、Digital Colony PartnersおよびEQT Partnersによる80億ドル超の現金買収に合意しました。
※ 尚、この買収合意は既にこの5月に行われていました。
株主総会で、Zayoの株主は、143億ドルから Zayoの59億ドルの負債を差し引いた額での取引を承認しました。規制当局の承認を条件として、買収は2020年前半に完了する予定です。
手続き完了時に、Zayoの株主は同社の普通株式1株当たり35.00ドルの現金を受け取る予定です。
ファイバーネットワークの強化
Zayoのファイバーネットワークは全長209,000kmに及び、1,100のデータセンターとアメリカ、ヨーロッパ、中東、そしてAPACの35,000棟以上のビルに接続されています。同社は世界中に50以上の コロケーションデータセンター を運営しています。
Zayoの会長兼CEOであるDan Caruso氏は、次のように述べています。「Zayoチーム全体が、EQT、Digital Colonyと共に、我々が持つファイバー資産を活用しつつ、継続的なグローバル・イノベーションを推進できることに興奮しています。」
今年の前半に、Digital Colony Partnersはカナダのファイバー関連事業やコロケーション事業を行うPeer 1を5億4,600万ドルで買収しました。Peer 1のポートフォリオには、トロントおよびモントリオールの大都市圏に全長3,300kmを超える高密度メトロファイバ網が含まれています。同社はまた、北米とヨーロッパに複数のデータセンターを所有し運営しています。
Zayoは以前、Blackstone Group LP、Stonepeak Infrastructure Partners LP、KKR&Co Inc、I Squared Capital、Charlesbank Capital Partners、およびGTCR Ltd.からなるプライベートエクイティコンソーシアムからの買収提案を拒否していました。
またZayoは昨年11月に、自社の事業を2つの公開会社、EnterpriseCoとInfraCo に分割する計画を発表していました。
EnterpriseCoはZayoグループのネットワークセグメントの、Enterprise NetworksとAllstream、そして イーサネット ・ SONET 部門を管理し、InfraCoでは同社のFiber Solutionsと データセンターと コロケーション 事業を行うzColo を統合します。Zayoは今年の2月にこの分割を決定しました。
Data Center Dynamics
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。