Indosatが、インドネシアの4G/5Gネットワークの拡大でNokiaと契約
2年間の契約でIndosatの未開拓地域へのサービス提供計画をサポート
通信事業者のIndosat Ooredoo Hutchison(IOH)が、ネットワークベンダーのNokiaと4Gおよび5G契約を締結しました。
来年から2027年までの2年間の契約で、インドネシア全土でモバイルカバレッジを拡大する予定です。
Nokiaは、マルチバンド無線技術、大容量ベースバンド・ソリューションを含むAirScale機器ポートフォリオに加え、FastMile固定無線アクセス(FWA)ソリューションを戦略的地域で提供します。
Nokiaによると、同社のFWA製品により、インドネシアでは家庭やオフィスでのブロードバンドアクセスが拡大し、サービスが行き届いていない地域もサポートできるようになるとのことです。
IndosatのVikram Sinha最高経営責任者(CEO)は今年初め、DCDに対し、同社の主な目標のひとつは同国の遠隔地におけるカバレッジを改善することだと語っていました。
昨年、Indosatは設備投資に約8億ドル(130億ルピア)を投資しました。Vikram Sinhaによると、そのうち60%は、インドネシアの地方におけるIndosatのネットワーク強化に費やされているとのことです。
同氏は今週、以下のようにコメントしました。「Indosatが目指すのは、インドネシアを活性化することです。今回の提携は、より多くの人々を接続し、デジタル化を誰もが利用できるようにするという我々のコミットメントを強化するものです。」
「我々は最先端の技術を活用することで、信頼性の高い接続性を提供しようとしています。さらに、このパートナーシップは、AIを当社のエコシステムに統合するための極めて重要なステップであり、インドネシアのデジタルの未来を形成し、すべてのインドネシア人の生活の質を向上させる、よりスマートで効率的なネットワークへの道を開くものです。」
Nokiaのモバイル・ネットワーク担当プレジデントであるTommi Uittoは、次のように述べました。「最先端のAirScaleポートフォリオ・ソリューションとAI主導型機能を活用することで、IOHが堅牢で将来対応可能なネットワークを構築することを支援しています。この契約は、先進的なモバイルネットワーク分野における当社のリーダーシップを強化するだけでなく、インドネシアのデジタルトランスフォーメーションと、成長するモバイルエコシステムを支援する当社のコミットメントを深めるものです。」
Indosat Ooredoo Hutchison(IOH)は2022年、インドネシアの通信事業者2社、Ooredoo IndosatとHutchison Asia Telecom Groupが合併し、60億ドル(97.7兆ルピア)の規模で誕生しました。
Indosatは全国で1億人以上の携帯電話加入者にサービスを提供しています。2027年までには、今回の投資の一環として、2,100万人の地方住民をインターネットおよびモバイルサービスに接続する計画です。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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