MTN、マイクロソフトとの提携で5Gスタンドアロンに参入

MTNグループは、Microsoft Azure上に完全に実装された5G スタンドアロンコアの概念実証(POC)を実施しました。

同社によると、POCは、コントロールプレーン、ユーザープレーン、管理ノードを含む5G スタンドアロンコアのすべての要素で実施され、南アフリカAzure Regionに完全に構築されたとのことです。

このPOCで、導入に要する時間が数ヶ月から数日に短縮されるなどのメリットが示されたと述べています。

また、教育、医療、物流、製造、農業、鉱業など、アフリカで5Gの恩恵を受けることができる産業についても言及しました。

「マイクロソフトは、業界のリーダーたちが5Gネットワークの可能性を実現できるよう、ユビキタスコンピューティングパワーを装備しています」マイクロソフトのオペレーター向けAzure担当コーポレートバイスプレジデントである  Tad Brockway は、「Azureにより、MTNはデジタル機能を充実させ、業界を超えた組織が最新のハイパフォーマンスアプリケーションをより速く顧客に提供できるようになります」と述べています。

MTNは5Gの展開を加速させることを目指しており、中期的には10~30%の人口カバー率を目標としています。

MTNはアフリカ全域で5Gサービスの展開を積極的に実施し、これまでに南アフリカ、ナイジェリアザンビアで5Gサービスを開始する一方、ガーナでは5Gサービスの構築に10億ドルを投資する計画を発表しています。

先週には、コートジボワールの子会社を通じて、2024年1月にコートジボワールに5Gサービスを拡張する計画を発表しました。このサービスの開始は、アフリカ最大のサッカー国別対抗戦であるアフリカネイションズカップと同時期に行われる予定です。



この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。



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