CBRE、データセンター投資の仲買サービスを開始
不動産投資およびデータセンター管理事業を展開するCBRE社は、データセンターの投資を希望する投資家に向けた特別なサービスを開始しました。
新たなData Center Capital Marketsの検証は、新任のSenior VPであるCristina Metzger氏により先導されます。彼女はデータセンターのコンサルティング、仲買、プロジェクトの管理や運営を担当する不動産チームであるCBREのData Center Solutions部門で9年間勤務した後、現在の役職に就任しました。データセンターのテナントアドバイザーとしては、AT&TやAmerican Express、Boeing、Broadcomなどを担当しました。
投資家はデータセンターに注目
この流れは、データセンター投資への大きな需要に応えるものです。CBREによると、2018年に北米のデータセンター市場には120億ドル以上が投資され、更なる投資がなされる可能性も十分あったと語っています。
「外資企業、機関投資家、インフラファンドは、アセットクラス(投資対象となる資産の種類や分類のことで、 株式、債券、不動産、貴金属、現預金などがアセットクラスとされている)をターゲットにしはじめています。そのため、データセンター投資の需要がこれまで以上に増加しています。こういった投資団体の多くが、データセンター分野に参入するにつれ、直接投資だけでなくジョイントベンチャー、資本増強、さらにはデータセンター運営会社の完全買収までも目的とするようになっています。データセンターの取引を資産化するための独創的なソリューションがこれまでになく存在しています。」とMetzger氏は語りました。
CBREによると、この新規事業は既存のデータセンターソリューション事業および北米の投資銀行事業であるCBRE Capital Advisorsによって行われるものとされています。
同社の資本市場担当長であるChris Ludeman氏は「Cristina氏は、ユーザーと深い関係を持ち、業界からも認められているデータセンターの専門家であり、この分野の資本市場を次の段階へと引き上げるのにふさわしい人物です。」と語りました。まずは、アメリカのサンディエゴを中心にこの事業を推し進めていく予定です。
また同社は、Christopher Fudacz氏を中心に、シカゴを拠点とするデータセンターの評価やアドバイザリーサービスも提供しています。
Data Center Dynamics
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