Dropboxのデータセンターが再生可能エネルギー利用率100%を達成
ファイルホスティング企業のDropboxは、同社のデータセンターが100%再生可能エネルギーを達成したと発表しました。
コロケーションデータセンターとクラウドストレージを併用している同社は、エネルギー効率を大幅に改善することで、全体的なフットプリントの削減にも努めていると述べています。2013年以降、同社はオールAWSのアプローチから、「Magic Pocket」と呼ぶ、より包括的なハイブリッド戦略へと移行しました。
同社は、この1年半で データセンター の二酸化炭素排出量を15%削減したと主張しています。
これは、エンジニアが手動で廃止できるようになるまで待つのではなく、新たな自動化システムの「Pirlo(ピルロ)」により、廃止されたホストの電源を素早く落とすことで実現しました。これにより、各サーバーの寿命の中で推定5%の電力を節約できたと同社は述べています。
Dropboxは現在、未割り当てサーバーの取り扱い方法の変更を進めており、新たな「HDD standby」アプローチで、ストレージホストでは約50%、HDFSホストでは約25%の電力削減を見込んでいます。
同社は、2020年の時点で、業界平均の PUE 値1.58を17%下回る水準で運用していると述べています。
そして、2030年までに、スコープ1、スコープ2、スコープ3のビジネストラベル排出量についての カーボンニュートラル の達成、そして気候変動対策に取り組む組織の支援を行うと誓約しています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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