Google Cloud、二酸化炭素排出量を削減する新たな方法をユーザーに提供
Googleは、Google Cloud Platform(GCP)使用時に発生する二酸化炭素排出量をユーザーがよりコントロールできるように設計された新しいツールを、同社のクラウドサービスに追加したことを発表しました。
これはGoogle Cloudの全顧客の集計データを分析した結果、一見アイドル状態のプロジェクトに、クリーンアップや再生が可能な60万以上のグロスkgCO2eが見つかり、これは約1万本の植林と同様の効果があることが判明したものです。
Active Assistの新しいサステナビリティ推奨機能は、Google CloudのAIOpsソリューションの一部で、データ、インテリジェンス、機械学習を利用してクラウドの複雑性と管理労力を軽減するものです。Policy Intelligence、Network Intelligence Center、Predictive Autoscaler、そしてさまざまなGoogle Cloudサービス向けのレコメンデーションなどの製品やツールを含むActive Assistのポートフォリオは、ユーザーがサステナビリティ目標を達成し、ワークロードの二酸化炭素排出量を削減できるよう、その支援に取り組んでいます。
Unattended Project Recoomenderでは、によりアイドル状態のプロジェクトを削除することで削減される総炭素排出量を推定することが可能になりました。このソフトウェアは、組織内のすべてのプロジェクトの利用状況を把握し、機械学習によってアイドル状態のプロジェクトや無人状態の可能性が高いプロジェクトを特定します。また、アイドル状態のプロジェクトを削除した場合の影響を、1カ月あたり何キログラムのCO2を削減できるかという観点で試算することができます。
デジタル・アプリケーションとインフラの持続可能性を高めることは、世界のITリーダーの90%にとって優先事項であり、Googleは、Active Assistの提言のようなAIOps機能を含め、Google Cloudの多くの製品分野にわたって投資を続け、企業の持続可能性の目標に向けた前進を支援していく予定です。
そのためにCarbon Senseスイートは炭素排出量を正確に報告し、削減することを容易にする機能の集合体です。Active Assist は、Google Cloud の使用による総炭素排出量を把握・測定する機能を提供する Carbon Footprint や、ワークロードを実行するためのクリーンな地域を選択するための低炭素シグナルなどの製品とともに、Carbon Sense スイートに含まれます。
Digital Infra Network (Michael Nelson 記者)より抄訳・転載
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