STT GDC、インド・カルナタカ州の再エネ事業でO2 Powerと契約締結

ベンガルールのデータセンター向け201MWacの太陽光発電所の一部を引き取りへ

ST Telemedia Global Data Centres (STT GDC)は、インドで再生可能エネルギーを調達する契約を締結しました。

同社は今週、O2 Power社との提携を発表し、キャプティブ方式で再生可能エネルギーを調達することを明らかにしました。調達した再生可能エネルギーは、カルナタカ州にあるSTT GDC Indiaのベンガルール施設に電力を供給する予定です。

O2 Powerは、カルナタカ州にある201.1MWacの風力・太陽光ハイブリッド(Wind-Solar Hybrid:WSH)プロジェクトから再生可能エネルギーを供給します。STT GDCがどの程度引き取るかは明らかにされていませんが、製薬会社のSyngeneもカルナタカ州のサイトから一部の容量を引き取ることになっています。

STT GDC IndiaのCEOであるSumit Mukhijaは、次のように述べています。「インド有数の再生可能エネルギープラットフォームであるO2 Power社とのパートナーシップは、当社の施設において持続可能なベストプラクティスを採用・推進し、業界全体を同じ方向へ導くという当社の決意をさらに示すものです。また、規制当局、政府、エネルギー生成企業と積極的に協力し、2030年までにインド国内の施設全体でカーボンニュートラルなデータセンター運営を実現するための機会や枠組みを模索しています。」

同社は現在、ベンガルールで合計520,000平方フィート(48,300平方メートル)、26.25MWの3施設を運営しています。1.25MWのベンガルールDC1は2001年に稼働し、18MWのDC3は2019年に稼働しています。

STT GDC Indiaは現在、全施設で使用するエネルギーの約36%を再生可能資源から調達しているといいます。

また、O2 Powerの共同創業者兼風力業界責任者のRakesh Gargは、「STT GDC Indiaは、O2 Powerの成長するC&Iポートフォリオの中で一流の顧客です。STT GDC Indiaは、O2 Powerの拡大するC&Iポートフォリオにおいて一流の顧客であり、当社の実行・供給能力に対する顧客の信頼はより強固なものとなりました。O2 Powerは、規模、サイズ、セグメントを問わず、グリーンでクリーンな電力をビジネスに利用できるようにすることを目的としています。」

2020年に設立されたO2 Powerは、EQT InfrastructureとTemasekが支援する再生可能エネルギープラットフォームであり、合計で約2GWのPPAを締結しています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。