Teraco がデータセンターの電力供給用に120MWの太陽光発電所を計画

送電網への接続許可を取得

Teraco は、南アフリカのフリーステート州に120MWの太陽光発電所を建設し、データセンターの電力供給に役立てる計画です。

Digital Reality傘下のこのプロバイダーは、南アフリカの国営電力会社Eskomから最初の送電網容量の割り当てを確保しました。

これにより、計画中の120MWの太陽光発電施設を全国送電網に接続することが可能になるといいます。発電された電力は、Eskomや自治体の電力網を経由して、南アフリカ各地のTeracoの施設に送られます。

Teracoが太陽光発電所への投資を計画しているという報道は、昨年表面化しました。

Teraco の Jane Hnizdo 最高経営責任者(CEO)は、次のように述べました。「今回の割当ては、当社の再生可能エネルギーへの野心と顧客の野心を満たすための重要な一歩です。また、これは長期的な再生可能エネルギーへのコミットメントの第一段階に過ぎません。」

「私たちは、この認可を得るためにここ数年、長い道のりを歩んできました。」

Hnizdoは、このプロジェクトはTeracoにとって、南アフリカの送電網に電力容量を追加しながら、「近い将来の再生可能エネルギー目標」を達成する「素晴らしい機会」であると述べました。

彼はまた次のように述べました。「Teracoはデータセンター施設を所有するだけでなく、その電力源となる重要な再生可能エネルギー源も所有し、成長を支える持続可能なエネルギー経路を構築することになります。」

「この取り組みは、アフリカ全域のデジタル変革に電力を供給するというTeracoの長期的ビジョンに沿ったものです。南アフリカの太陽光資源は、データセンターにとって、他の場所と比較して競争優位性の源泉となります。」

120MWの太陽光発電所が完全に稼働すれば、年間338,000MW/h以上の発電量が見込まれます。Teracoは、JUWI Renewable Energies South AfricaおよびSubsolarと提携して発電所を開発し、JUWIが設計と調達、建設、試運転の管理を担当しました。

「この太陽光発電プロジェクトは、当社の100%クリーン・エネルギー目標達成に向けた計画の大規模な一翼を担うものです」と、Teracoのサステナビリティ責任者であるBryce Allanは語りました。「このプロジェクトに加え、Teracoは過去2年間に約6MWの屋根上太陽光発電を施設に組み込んでおり、新たな施設の稼動に合わせて10MWまで増やす予定です。」

2008年に設立されたTeracoは、南アフリカでヨハネスブルグ、ケープタウン、ダーバンに7つの施設を運営し、合計75MW、600以上の顧客にサービスを提供しています。11月にはケープタウンで、さらに30MWの容量を追加する新施設の着工に着手しました。

Digital Realty は2022年1月、同社を約35億ドルで評価する取引を完了させて以来、Teraco の株式の過半数を所有しています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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