ミャンマー企業ダゴン、バースト・ネットワークス社のTier IVデータセンターに投資

ヤンゴンの施設は新しい投資で現実化

ミャンマーの大企業ダゴンインターナショナル社(以下、ダゴン)は、ミャンマーの通信会社バースト・ネットワークス(以下、バースト)が建設中のデータセンターの株式を14%取得しました。

このプロジェクトはミャンマー初の稼働時間保証型 Tier IVデータセンターを目指しており、チラワ特別経済地区(SEZ)に位置しています。チラワ特区は、32億8,000万ドルをかけたヤンゴン地域の開発プロジェクトです。

活発な動き

投資が行われたのは約8ヶ月前でしたが、公表されたのはつい最近です。

ダゴンのCEO、T.アーン氏は、「私たちの主要ビジネスとのシナジーを生み出す可能性のある企業(テクノロジー基盤の企業を含む)への投資には関心をもっています」と語りました。

同氏は特定の財務数値の開示を拒否していますが、昨年、バーストは施設に800万ドルを投資する承認を取り付けています。施設の費用の一部分は、既存投資家からも獲得しています。

現在、Tier IV 認定設計であるこのデータセンターは、スウェーデンで事前構築されるフレックス筐体eCentreモジュールを3つ使って構成されることになります。今年の初め、シンガポールの1-Net社は、この手法は運用サポートと設計の専門知識を提供するのに役立つと発表しています。

当時、1-Net社の重役は次のように述べています。「バーストと協力して、同社のミャンマーのデータセンターを運営できることを嬉しく思います。私たちのミャンマーにおける開業コラボレーションであり、この新興市場におけるデータセンター事業には大きな可能性があると思っています。私たちにはデータセンター運用における長年の経験があります。バーストのデータセンター運用サポートには自信をもっています。」

ダゴンとは

ダゴンは、建設業、材木伐採業、農業、輸出入など多様な市場に関心を持っていますが、ミャンマー政府軍との密接な関係を国際社会は注視しています。

T.アーン氏の父親は(ミャンマー政府軍ウィン・アング将軍と同社を共同設立)は、2009年、米国市民が彼と取引をしないように米国の訴訟リストに載せられました。

米国の外交官の2007年の報告では「ダゴンの建設会社と材木伐採会社両方のオーナーであるウィン・アング将軍とその家族は、ミャンマー政府との密接な関係をずっと利用して莫大な資産を蓄えています。ダゴンは高級住宅の建築を専門としているにも関わらず、ナイ・ピー・タウ市における道路や政府寮の建築工事を受注しています」と、ウィキリークスにはあります。

-Data Center Dynamics
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