Digital Realtyがアフリカでのビジネス拡大

Digital Realtyと Pembani Remgro Infrastructure Fund は、ナイジェリアの大手コロケーション・相互接続プロバイダーMedallion Data Centresを買収するための合弁会社を設立したことを発表しました。

Medallionは、アフリカ最大の人口 (約1,500万人) を擁する都市圏ラゴスと、ナイジェリアの首都アブジャの2カ所でデータセンターを運営しています。 ラゴスのデータセンターは、70以上の通信事業者およびISPのNigerian Internet Exchangeのパブリックピアリング・トラフィックの80%以上、現在ナイジェリアで運用されているすべての海底ケーブルのピアリングポイントであり、2023年までにラゴスで運用が予定されている9本の新しい海底ケーブルのピアリングポイントとしての役割を果たす計画がある、西アフリカを代表する接続ハブです。

2億人以上の人口を抱えるナイジェリアはアフリカで最大、世界でも7番目に人口の多い国です。 GDPはアフリカ最大で2019年には世界で26番目になりました。 若くて大きな人口、成長と多様化した経済、成熟した規制環境を持つナイジェリアは、近年力強い経済成長を遂げています。

今回の発表にあたりDigital RealtyのCEOウィリアム・スタインは、「アフリカで高まる接続需要に応えることと、10億人以上の人々がまだインターネットの恩恵を適切に受けられない状況にあるインターネットインフラを改善することの両方に大きなチャンスがあります。 本日発表したプラットフォームの拡大は飛躍的な進歩ですが、これは今後10年間でアフリカ大陸に5億ドルの投資を行うという当社のコミットメントの始まりに過ぎません。 私たちは、拡大するアフリカのインターネット経済を支え、その成長に中心的な役割を果たす大きな機会を得たと考えています」と語っています。

今回の取引の一環として合弁会社でラゴスのデータセンターに隣接する土地区画を取得し、近い将来の拡張能力を確保します。 Medallionの経営陣はCEO兼共同設立者のIke Nnamani氏が中心となり、引き続き事業をリードしていきます。

これとは別に両社は2019年からケニアのデータセンター事業者iColoとの提携に成功しており、iColoは本日、首都であり港湾都市でもあるマプートに位置する同国初のデータセンターの開発を通じて、モザンビークに進出することを発表しました。

モンバサにあるiColoのキャンパスは最近の拡張により1.6MWの電力と12,900平方フィートの容量を追加で提供し、新しい海底ケーブルの陸揚げ設備も導入しました。 さらに、iColo社はナイロビのキャンパスを拡張し、将来的に14MWのデータセンター容量をサポートするために、215,000平方フィートの土地を追加取得しました。

アフリカは、グローバルなハイブリッドおよびマルチクラウドのインフラを促進するために、拡張性と将来性のあるプラットフォームを必要とするデータ駆動型ビジネスの主要な相互接続ハブへと進化しています。

Digital Infra Network (Dan Scarbrough 記者)より抄訳・転載

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