OneAsia、韓国のデータセンターを釜山に開設

韓国、タイに進出し、日本も視野に

香港のデータセンター企業OneAsia社は大中華圏外への進出のため韓国の釜山にデータセンターを建設することになり、釜山-鎮海経済自由区域のMieumインダストリアルパークにデータセンターを建設する計画を発表しました。

データセンターのキャンパスは約88,000平方メートル(947,200平方フィート)の広さで、総容量は80MW。2024年第1四半期の運用開始を予定しています。以前の釜山・鎮海経済自由区域の発表では、6億3,000万ドルを投資するとされていました。

「OneAsia データセンターキャンパスは、北アジア地域の重要なITハブとなり、多国籍のインターネットベースの企業が韓国市場に参入するための足がかりになると確信しています 」と、同社はこのプロジェクトを発表したLinkedInの投稿で述べています。

2009年に設立されたOneAsiaは中国と香港に多数のデータセンターを所有し、数々のホスティングやクラウドサービスを提供しています。オランダの年金基金APGが4月に20%の株式を購入し、残りはLegan Groupが所有しています。

香港貿易発展局(HKTDC)によると、OneAsiaはタイにある新しいデータセンター用の区画の100%の所有権を取得しました。来年の第3四半期に完成予定のこのデータセンターの面積は23,200平方メートル(250,000平方フィート)になります。また、同社は日本での開発も検討していると報じられていますが、正式には発表されていません。

同社は9月、中国の広州市黄埔区に新たなデータセンタープロジェクトを発表しました。このプロジェクトは総床面積76,000平方メートル(818,000平方フィート)で、10,000台のラックを収容することができます。運用開始は2024年第1四半期を予定しています。



この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。



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