2021Q3コロケーション事業者収支 ~Digital Realty、CyrusOne、Coresite
デジタル・リアルティとサイラスワンは第3四半期に若干の伸びを示したが、コアサイトは第2四半期比で減少
ハイパースケール・クラウド企業が目覚ましい成長を続けている一方で、多くの上場する大規模コロケーション事業者の2021年第3四半期の財務状況はより緩慢で、ゆっくりと安定した動きになっているようです。
Digital Realty(デジタル・リアルティ)は健全な利益を計上しましたが、成長は限定的でした。すでに報告されている多くの出資、売却、合弁事業に加え、デュポンファブロスが100万平方フィートのキャンパスを建設する予定であったメサの56エーカーの土地をついに売却しました。デジタル・リアルティは、2017年にデュポンファブロスを買収して以来、この土地を保有しています。
CyrusOneはブルース・ダンカンが7月にCEOを退任後、売却を検討しているという噂を否定せず、「株主価値を最大化するためのあらゆる手段や代替策にオープンマインドである」とだけコメントしています。同社はまた、フランクフルトとサンアントニオで合計22MWの土地を取得し、パリの新施設では完全リースされた最初のデータホールをひっそりとオープンしました。
Coresite(コアサイト)は、収益は2020年比で増加しましたが、2021年第2四半期比ではほとんど動きはありませんでした。一方、純利益は第2四半期と比較して13%減少しました。同社は、カリフォルニア州ロサンゼルスのLA3施設の54,000平方フィート、6MWの拡張工事を完了しました。また、同社がLA4でリースしているデータセンタースペースとLA1(別名One Wilshireのキャリアホテル)のコンピュータルーム2室を2021年末までに退去し、明け渡す計画を発表しています。
尚、QTSの収益については今期Blackstoneに買収されたことで非公開となりました。
今後、Equinix、Switch、Cyxtera、Iron Mountainの4社が決算発表する予定です。詳細な結果が出次第、この記事を更新します。
→各社の収支詳細については原文(英語)をご覧ください。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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