AWS、ダブリンにデータセンター2棟の建設許可を取得
かつてT5施設として計画されていたリコー跡地に2棟のビルを計画中
AWSは、ダブリンに2つのデータセンターを建設する許可を得ました。
同社は先月ダブリン市議会から、かつてT5のヨーロッパ初の施設として予定されていたリコーのビルの跡地に、2つのデータセンタービルを開発する許可を得ました。
AWSは、3.75ヘクタールの敷地に、既存の旧リコービルを解体し、総床面積約12,875平方メートル(138,500平方フィート)のデータセンターAおよび約1,455平方メートル(15,600平方フィート)のデータセンターBを建設する許可を得ています。
同敷地は、2019年にClonmont Development Ltd.を通じて9,250平方メートル(99,500平方フィート)のデータセンターの計画許可を得ており、当初は同社にとって欧州初の施設となるT5データセンター用として建設が予定されていました。このプロジェクトの許可は、ダブリン市議会が今年初めAWS社に対し、クロンショーに新しい施設の許可を与えても、この地域に「施設の過度な集中が生じない」ことを証明するために「大量の追加資料」を提出しなければならないと伝え、延期されていたものです。
Amazonは近くのウッドランズ&旧ダイアモンド・イノベーションズ敷地内でも、さらに2棟のデータセンター開発を計画しています。
計画許可が下りたとはいえ、ダブリンではEirGridが首都の送電網に負担がかかっていると述べたため、年明けから事実上のモラトリアムが実施されているようで、2028年までに新たにデータセンターの申請があっても送電網への接続が認められない見通しです。Amazonが以前にEirGridから接続を許可されていたかどうかは不明です。
Interxion(Digital Realty)はその結果、この地域での拡張計画を一時停止し、Dataplexは最近、EirGridがデータセンター2拠点での電力契約を拒否したため、任意清算に入りました。モラトリアム前に認められた申請は、1GW以上の開発と推定され、現在も建設と接続が予定されています。
Amazonは、今年稼働したゴールウェイの115MW風力発電プロジェクトが、共和国における同社のデータセンターをサポートし、コークとドネガルにある既存の風力発電プロジェクトに追加されると議会計画者に語っています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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