中国貴州省、ビッグデータ産業への大規模投資を誘致

中国貴州省は、ビッグデータ産業への大規模な投資を誘致し、国内有数のビッグデータ拠点としての位置づけを強化し続けています。地元当局によると、同省は2023年第1四半期に80億7000万元(約11億7000万ドル)を超える投資を完了しました。

同省のビッグデータ開発管理局によると、投資総額のうち約15億元は、中国の東部地域から、開発が遅れているが資源の豊富な西部地域へ、より多くのコンピューティング資源を向けるために利用されたと説明されています。

貴州省は、国内初の国家ビッグデータ総合試験区に指定され、ビッグデータ産業を質の高い社会・経済成長の礎として推進しています。同局は2月、同省がビッグデータ分野で200億元(約29億ドル)相当のプロジェクト投資を決定し、堅調な成長が見込まれる200以上のデジタル経済プロジェクトを導入する意向であることを明らかにしました。この計画によると、貴州省は2025年までに80万台のデータセンターラック、400万台のサーバー、18万台以上の5G基地局を持つことになります。

同月、中国のインターネット企業であるNetEase Incは、中国南西部の貴州省貴安新区で同社初の大型データセンターの建設を開始しました。このデータセンター施設の総面積は109畝(7.3ヘクタール)で、1万台の標準ラックと10万台のサーバーの設置が想定されています。

3月末現在、貴州省には大型10拠点、超大型8拠点の計18拠点のデータセンターが設立されています。18のデータセンターのサーバー収容能力は合計で225万台を超えています。

情報インフラの面では、貴州省は3月末までに5G基地局を2362局増設し、5G基地局の総数を8万7000局に増やし、累積光ケーブル長を190万km超に伸ばしました。

W.Media ( Lanxin Zhang 記者)より抄訳・転載

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: oh5dncjn.png

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。