MTNが西アフリカ資産の一部をAxianに売却する方向で交渉

リビア、ギニアビサウ、ギニアコナクリのユニットが売却される可能性あり

MTNグループは、西アフリカの一部の資産の売却をめぐり、Axianと事前協議を進めていると報じられています。

Bloombergによると、同社はポートフォリオを縮小することを検討しているようです。

本誌はこの件に詳しい関係者を挙げ、リベリア、ギニアビサウ、ギニアコナクリのMTN事業部門の売却について協議中であると指摘しています。現時点では、契約は確定していません。

この三国は、2022年のMTN総売上高のわずか 1.6%で、ナイジェリアやガーナといった西アフリカの他の市場と比べて、はるかに収益性の低い市場であることがわかります。

MTN は、ベナン、カメルーン、コートジボワール、ルワンダなどを含む世界19 カ国の市場で事業展開しています。

同事業者は、最近、アフガニスタン、シリア、中東のイエメンなどその他の市場からも出発しています。

MTNではスーダンの戦闘による長時間の電力供給停止に伴い、先週の時点でアフリカの他の地域でもインターネット障害が発生しました。

Axianに関しては、エネルギー、金融サービス、フィンテック、不動産などの通信事業者以外にも多数の分野に注力する幅広いAxianグループの一部と知られています。

通信事業部門は、コモロ、マダガスカル、レユニオン、セネガル、タンザニア、トーゴを中心としたアフリカ全域で事業を展開しています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです