アリババ、早くもインドネシアに第二データセンター開設
アリババクラウドが、インドネシアに二つめのデータセンターを開設しました。同国では、2018年のはじめに初のデータセンターを開設しており、わずか10か月後の開設となります。
第二データセンターの設立により、アリババの クラウド サービスを利用するユーザーは、多種多様なアベイラビリティ ゾーン に、作業負荷を分配することが可能となり、業務上万全であることが要求されるDR対策にも十分対応が可能となります。
クラウドコンピューティングの製品やサービスといった、アリババの手がける全範囲の流通を担う業者として、PT IndoInternetとの戦略的提携を行うことも発表されました。
GoogleやAmazonなどのクラウドプロバイダも、インドネシアを魅力的な市場と見定めており、積極的な投資を計画しています。
2018年後半、両社もインドネシアにクラウド リージョン を開設する予定であると発表していましたが、アリババクラウドが国際的な公式クラウドプラットフォームとして初めて稼働し、その二社の機先を制しました。
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最新の発表では、アリババクラウドは現在、世界の19の地域にまたがる55のアベイラビリティゾーンを保有しているということです。
中国と香港を除けば、アリババクラウドはアジア太平洋地域で強い存在感を示しています。インドネシア以外では、シンガポール、マレーシア、オーストラリアのシドニー、インドのムンバイ、そして日本の東京でデータセンターを経営しています。
「より優れた連結性と急成長中のデジタル共同体があるため、インドネシアの市場は民間企業と世界規模の企業両方に膨大な機会を提供しているといえるでしょう」アリババクラウドの、シンガポールとインドネシアにおける総支配人のLeon Chen氏は語りました。
アリババはまた、少なくとも1000件の企業の操業を支援するという目標のもと、小規模なインドネシア企業にも権限を拡大しようとする「アクセラレータープログラム」を発表しました。この計画は、徐々に他の国際市場でも展開される予定です。
「データセンターの容量を二倍にし、インドネシアでインターネット・チャンピオン・グローバル・アクセラレータープログラムを開始することで、我々はインドネシアのための一段階上のクラウドエコシステムとタレントプールを建設しようとしています」とChenは語りました。
– Data Center Dynamics
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