Ascenty、メキシコで2つのデータセンターを開設、チリで2つ目の施設の建設完了

Digital Realtyと Brookfield の合弁でがケレタロ州に 44,000 平方メートルと 52MW を提供

Ascentyは、メキシコで新たに2つのデータセンターを立ち上げ、チリで2つ目の施設の建設を完了しました。

2020年に初めて発表された同社は今月、メキシコの都市ケレタロに2つの施設を立ち上げると発表しました。

Digital Realty と Brookfield Infrastructure Partners の合弁会社は、これらのプロジェクトに10億BRL(1億8540万ドル)を投資したと発表しています。

Mexico 1の面積は2万平方メートル(215,300平方フィート)、総電力は21MW、Mexico 2は2万4000平方メートル(258,300平方フィート)、電力容量は31MWです。Mexio 1は25%、Mexico2は20%が入居しています。

「ケレタロは、バヒオの工業地帯やメキシコシティに近く、地震やハリケーン、竜巻などの自然災害のリスクが低いという地理的条件と、データセンターへの電力供給が可能な効率的な電力インフラを持っていることから、経済的に魅力的な場所です」と、AscentyのCEO兼創設者のChris Tortoは述べています。「メキシコでオープンするこれら2つのセンターに加え、今年後半にはチリで2番目のユニットをオープンし、ラテンアメリカでのリーダーシップを強化するとともに、コロンビアやペルーなど、この地域の他の市場への参入を評価する予定です。」

また、同社はメキシコに3つ目のデータセンターを建設する可能性のある土地を取得したと伝えられています。

一方、チリでは、Ascentyがサンチアゴにある2つ目の施設の建設工事を完了しました。

COOのMarcos Siqueira氏はBNamericasに対し、「当初は2021年の予定だったが、Santiago 2の建設はサプライチェーンの問題とともにパンデミックに関連して遅れに直面した」と述べています。このデータセンターは間もなく稼働する予定です。

Santiago 2の施設は首都のキリクラ地区にあり、面積は2万1000平方メートル(22万6000平方フィート)、IT負荷は31メガワット、最大3550ラックの容量を備えています。同社初の サンチアゴデータセンターは2020年に開設され、6,000平方メートル(64,600平方フィート)の面積に総電力量11MW、1,100ラック分のスペースを提供しています。

Ascentyは現在、ブラジル、チリ、メキシコに28のデータセンターを展開しており、そのうち21が現在稼働中、残りは(Santiago 2を含む)建設中です。また、次の中南米市場として期待されているコロンビアとペルーでも計画が進んでいます。

メキシコでは、ケレタロ州をハブ地域としてデータセンターの開発が大きく進んでいます。

最近では、Avayaがケレタロとモンテレイに2つのデータセンターを完成させ、同社のAvaya OneCloud Privateクラウドソリューションをホスティングしています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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