Huawei、南アフリカに二つのデータセンターを開設予定
中国の通信大手Huaweiが、南アフリカに2つのデータセンターを建設する予定です。
2箇所の建設地のうちの1つは、ヨハネスブルグになる予定で、3月には建設作業が開始されることになっています。2つ目のデータセンターはケープタウンに建設される予定です。
Huawei社は、人工知能アプリケーションを含めた、ネットワーク網の張りめぐらされたアフリカをつくる計画の一環として、国内政策や国内需要に基づいた、特定の地域に限られた公共のクラウドサービスを支援していくと表明しました。
「我が社は、南アフリカの会社と協働し、ヨハネスブルグ、それからケープタウンにデータセンターを建設します」とHuawei社はこのような声明を出しました。
2018年11月上旬に、Huawei社はアフリカに初の公共のクラウドのデータセンターを建設するという計画を発表しましたが、データセンターがアフリカのどこに建設されるのか、またそのデータセンターはいつ完全に操業可能になるのかといったことに関しては一切公表しませんでした。
Huawei社は世界中で160をこえるクラウドサービスの提供に乗り出しています。そして、アフリカで当社のサービスを開始するにあたり、クラウドと AI の技術を結びつけることを計画しています。 Huawei社のFarouk Osman Latib氏は
「我が社は、クラウドとAIを用いて、企業の規模に関わらず、さまざまな企業に単一のAIプラットフォームサービスを提供していきます。サービスを通じて、細部までよく整えられた API を豊富に提供し、多様な産業分野・多元的なコンピューティングインフラストラクチャーに、豊富なアルゴリズムを対応させることで、誰もが実際に問題を解決するのに多種多様なAIのアルゴリズムを使用できるようにしようとしています」と語りました。
進む南アフリカへのクラウド進出
先月、Microsoft社は、クラウドサービスの拡充に向けて、南アフリカに2つのデータセンター建設をし始めるとしていましたが、建設開始期限になっても、着手されないまま過ぎてしまっています。その二つのデータセンターの建設予定地もまた、偶然にも、ヨハネスブルグとケープタウンでした。Microsoft社は当初2つの施設が2018年度末には稼働するとしていましたが、現在は2019年度末に稼働するとしています。
Amazon Web Services(AWS)もまた2020年度の上半期に南アフリカに三つのアベイラビリティゾーンを開設することを計画しています。
アフリカのケープタウン地域は、アフリカにおいてAWSが初めてデータセンターを配備した場所ということになります。当社はかつて、EC2のデベロップメントセンターをケープタウンに、また事務所をヨハネスブルグに開設したことがあるからです。
– Data Center Dynamics
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