クラウド事業者はCovid-19の中で精力的な成長を見せる

Synergy Research Groupの新しい調査結果によると、AWS、Microsoftをはじめとするクラウド事業者の収益は増加傾向であり、新型コロナウイルス感染症(Covid-19)による影響は無かったことが明らかになりました。

2020年第1四半期のクラウドインフラサービスに向けた支出は、前年同期比37%増の290億ドルに達しました。Synergyは、データ上「Covid-19パンデミックによる悪影響は見えない」と報告しています。

勝者総取り

Amazonは市場をリードし続け、大幅な成長を遂げました。Synergyによると、AWSの世界マーケットシェアは32%で、Microsoftはシェアを18%と伸ばしています。

Google(8%)、Alibaba(5%)、Tencent(2%)も独自のマーケットシェアを拡大​​しています。この3社を合わせた収益は前年対比で45%以上増加しています。

一方、IBM(5%)、Salesforce(3%)、Oracle(2%)、Rackspace(2%)の成長は鈍化しました。

Synergyのデータによると、 IaaSPaaS 、そしてホステッドプライベートクラウドサービスの収益は約290億ドルに達し、年間収益は1,040億ドル(約11兆円)に達するだろうと推定されています。

‐ shutterstock

中でもパブリックIaaSおよびPaaSサービスがマーケットの大部分を占めており、これらは第1四半期に39%増と大幅な成長を見せました。

Synergy Research GroupチーフアナリストのJohn Dinsdale氏は次のように述べています。「Covid-19は世界中のコミュニティや経済に壊滅的な影響を与えている一方、クラウドインフラサービス市場へはいささか好影響を与えている。」

「新型コロナパンデミックがクラウド事業者にいくらかの問題を引き起こしているのは確かだが、この不確かな時代の中で、パブリッククラウドは、通常運用の維持に苦労している企業らに柔軟性と安全な避難先を提供している。クラウド事業者の収益は、驚くほどのスピードで成長し続けており、AWSとAzureの2社の合計だけで見ても、年間収益のランレートは600億ドルをはるかに超えている。」

Data Center Dynamics

原文はこちら